皆さんは、乳酸菌生成物質というものをご存知ですか?
社内で乳酸菌生成物質が話題となり、聞き覚えのないものに戸惑ってしまいました😓💦
今回は”乳酸菌生成物質”について調べたことをまとめていきたいと思います☝✨
【乳酸菌生成物質って何?】
「乳酸菌生成物質」とは、有用菌と呼ばれる乳酸菌群がつくりだした物質の総称のことで、乳酸菌そのものではなく、乳酸菌が発酵する時に生産し分泌する物質ことを指します。
近年、乳酸菌生成物が腸管免疫を介して疾患の予防・治療に働きかけるとして話題となっています。
体内でも乳酸菌生成物は生成できますが、年齢とともに腸内の有用菌が減少し、作られにくくなるため、乳製品や大豆などの植物を用いて生成した乳酸菌生成物を食品やサプリメントとして商品化され注目されています。
また、「乳酸菌生成物質」はバイオジェニックスという※腸内フローラを介することなく、直接生体に働きかける食品成分に分類されています。
※腸内フローラ
腸内細菌叢のことで顕微鏡で腸の中を覗くと、植物が群生している「お花畑([英] flora)」のようにみえることから、『腸内フローラ』と呼ばれるようになったと言われています🌺
【身体に与える影響】
乳酸菌生成物質を用いて試験した内容をいくつか紹介します。
①腸内環境の改善効果
便通が改善することが分かっています。
また、腸内のビフィズス菌の増殖効果が期待でき、腸内環境を整える傾向があると考えられています。
②免疫調整作用
アレルギー・アトピーの症状を改善する可能性が示唆されています。
③肌の改善効果
肌のキメ、保湿性、弾力、にきび・吹き出物の改善などの効果が確認されています。
④口腔症状の改善
う蝕原因菌や歯周病原細菌の低下、唾液量の増加傾向が確認されています。
口腔内細菌のバランスを良変させ、口腔内の感染リスクを下げる可能性が示唆されています。
少し調べただけで、多くの効果が紹介されていて驚きました👀💥
プロバイオティクスやプレバイオティクスはよく聞きますが、バイオジェニックスという新しい考え方についても、今後学んでいきたいと思います!
ゆーみん
管理栄養士