静岡はお茶の消費量、生産量ともに日本一で、5月になるとあちこちで新茶が売られるようになります。『お茶所』と言われる静岡には『茶町』という町もあり、付近を散歩するとお茶を蒸す良い香りを感じることもできます🍵
ちなみに今年のお茶の初取引では、1キロ108万円という高額なお茶が取引され、ニュースになりました。
今回は、緑茶の「種類」と「健康効果」に関する情報をご紹介します😄
目次
お茶の種類は?
お茶は、栽培方法や製造方法によって、様々な種類に分けられています。代表的な緑茶の種類をご紹介します。
①煎茶
もっとも一般的に飲まれている緑茶です。
摘んだ後に蒸し、揉まれたもので、細く丸くよれていて針のような形状をしています。
ブレンドされているものも多く、様々な味、香りのものがあります。
②深蒸し煎茶
通常の煎茶より、蒸し時間を2-3倍長くして作られています。
形状が細かく、淹れた時の色が濃い緑色になります。
③玉露
日光を遮った茶園で栽培された茶葉を使用した高級茶です。
④てん茶
日光を遮った茶園で栽培された柔らかい新芽を使用しています。
揉む作業を行わず、乾燥させて作られます。
⑤抹茶
てん茶を石臼で挽いて粉末状にしたものです。
最近は調味料やお菓子などに使われることも多く、海外でも親しまれています。
⑥番茶
新芽が伸びて硬くなった茶葉や夏以降の茶葉から作られます。
⑦ほうじ茶
煎茶や番茶などを強火で煎じて作られます。
カフェインが少なめで刺激が少なく、すっきりとした優しい口当たりのお茶です。
⑧茎茶
茎の部分のみを集めたお茶で、淹れ方などを気にせず気楽に飲めます。
⑨玄米茶
煎茶や番茶に炒った玄米を混ぜたお茶で、高温で淹れるのがお勧めです。
⑩釜炒り製玉緑茶
生葉を蒸さず、窯で炒って作られたものです。
⑪粉末茶
機械などで煎茶を細かく粉末状にしたもので、すし屋などで出る「あがり」に使われることが多いです。
代表的な緑茶の種類
ここまで、お茶の製造・栽培方法での分類でご紹介しましたが、お茶の品種も様々あります。
主な品種としては、「狭山茶」、「静岡茶」、「宇治茶」、「八女茶」、「知覧茶」等があります。皆様の地元でも作られてるお茶があると思いますので、調べてみるのも良いと思います。
「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」という歌もあるように、一言に緑茶といっても、品種や製造・栽培方法で色も香りも味も違うんですね。
たまには、産地の違うお茶を飲み比べてみる、というのも試してみたいです。
緑茶の健康効果は?
緑茶には、様々な健康効果があると期待されています。その中で有効性が認められているものをいくつかご紹介いたします。
・飲用によって思考力が高まる
・血清コレステロール値や血清トリグリセリド値が下がる
・精神的敏捷性の維持
・陰部肬贅(いぼ)の治癒
・骨粗しょう症の予防
・動脈血栓のリスク低下
・パーキンソン病の予防
また、通常の「緑茶」よりも「新茶」に免疫賦活作用がある、という報告もあります。
その他に、「緑茶を習慣的に摂取すると、男女の全死亡リスクおよび心疾患の減少と、男性の脳血管疾患、呼吸器疾患による死亡リスクが減少した」や「緑茶には疲労回復効果がある」という報告もありました。
緑茶と健康に関する記事もご参照ください。
≫ 緑茶は体に良い
≫ 緑茶でインフルエンザ予防
≫ 緑茶で認知症予防?
≫ 【論文紹介】1日5杯の緑茶で認知症予防
まとめ
普段の飲み物を緑茶に変えて飲む、などの取り入れやすい方法で、健康効果が期待出来るかもしれませんね。
健康効果も期待できますが、なにより美味しく、香りやうまみも楽しめる緑茶🍵ぜひ皆様も、普段から積極的に摂取していただければと思います😄
(あ)