新著『【新版】サプリメントの正体』に込めた田村の想い

新著『【新版】サプリメントの正体』に込めた田村の想い

先日2024年10月16日に発売された新著『【新版】サプリメントの正体(東洋経済新報社)』に込めた想いを、著者で当社ヘルシーパス代表の田村にインタビューしました。

インタビュアーにフリーアナウンサーの荒木 麻里子さん(静岡の方はお馴染みのお顔かもしれません)をお招きしました。

ー 【新版】サプリメントの正体に込めた想いインタビュー動画 ー

2024年10月16日に『【新版】サプリメントの正体』を発売された株式会社ヘルシーパス代表取締役社長の田村 忠司さんに、新著に込めた想いをうかがいます。

まずは、本書の執筆に至った経緯を教えてください。

今年(2024年)の春先に起こった紅麹の問題を受けて、11年前に出版した前著『サプリメントの正体』がすごく売れました。

なぜ売れたかと言うと、その本の中に「紅麹をむやみに飲むと危ないですよ」と書いてあったからです。

もう11年前の著書の中で書かれていたんですか?

はい、著者の私はすっかり忘れていましたが、確かに書いてありました。

出版社の方から、「前著から11年が経って、新しい情報もあるだろうから書き直してください」とオファーをいただき、新版を出すに至ったという、ありがたい流れです。

紅麹の問題は春先のことでしたが、有名な会社が起こした事故ということもあり、連日のようにニュースで取り上げられていましたね。あの一件で危機意識が上がりました。

改めて、本書で伝えたいことを教えてください。

紅麹問題の際は、いろいろな方から問い合わせや質問をいただきました。

サプリメントをむやみに買って不安に思っている”サプリメント難民”が世の中にたくさんいることがわかりました。
そういう方に「これを知ってよかった」と思ってもらえる視点を提供できればいいなというのが、今作の執筆の想いです。

私も『【新版】サプリメントの正体』を読みました。
素人でもすごく読みやすくて、あっという間に読んでしまいました。

どのような想いを込めて書かれたのでしょうか?

販売されているサプリメントが、いったいどういう想いや願いを持って作られたものかを、ちゃんと見極めて欲しいという想いです。

サプリメントは健康のために飲むものですが、販売する側からすると、売上と利益のために作られていることがすごく多いです。

それをわからずに買ってしまうと、企業側の術中にはまってしまいまい、せっかくお金を払ったのに自分の願いが叶わないということになってしまいます。企業側の都合がわかる人を増やしたいです。

すごくキャッチーなキャッチフレーズでサプリメントが売られていたり、自分の推しの女優さんやタレントの方が使っているからという理由で購入される方もいると思います。

しかし、身体のメカニズムを知って選ぶことができれば、もっと賢くサプリ選びをできる人が増えるんだろうなと思います。

サプリメントを飲んで効果がないならまだしも、命の危険にさらされることもあると聞くと、改めて自分ごととして考えないとと思いました。

紅麹の問題の時に、他のサプリは大丈夫?と思いました。

はい、ものすごく乱暴に言うと、自己判断でサプリメントを買わない方がいいです。

そうですか。肝に銘じます。

本書で特に力を入れて書いた章はどちらですか?

力を入れて書いた章は、第1章の後半と第5章です。
最初と最後の章に想いを込めて頑張って書きました。

第1章は、企業側の都合のことを消費者に知ってほしく、わかりやすくまとめました。
タダで手に入った情報は、その情報を流す人がコストを負担して流しています。
ですから、タダで手に入った情報をそのまま信じたら危ないですよ、ということを書きました。

第5章は、企業側の薄っぺらいキャッチコピーに流されないために、基本的な身体のメカニズムを知って、一人一人の目利き力を上げてほしいと書いています。
私たちの体はどういう仕組みで動いているのか?という、高校の教科書レベルのことを理解していると、おかしなサプリメントに騙される確率を大きく下げることができます。

第5章には、お医者さんが大学で栄養学を学んでいたことを覚えていなかった、と書かれていましたね。

そうなんです。「お医者さんは医学部で栄養を学んでいないから、栄養のことを教えてくれないんだ」と言われてしまうことがあります。

しかし、それは正しくありません。大学の生化学の講義で、栄養の話をみっちり学ばれています。
1,2年生の最初に学ぶ、膨大な量の大嫌いな暗記科目で、「お医者さんになったときに、何の役に立つのだろう」と感じてしまうようです。

先日ドクターとお話ししたときに、「生化学は大っ嫌い!もう教科書も見たくない」とおっしゃっていました。

お医者さんになって、患者さんを治すための情報を求めて1年生の教科書を見ると、「なんていいことがたくさん書いてあるんだ」と感じるようです。

生化学が臨床とつながっていないことが最大の問題だと思います。
5年生、6年生で生化学を学び直すようなカリキュラムだったら、こんな感じではないと思います。

「ここで学んでいることが、どう患者さんの役に立つの?」という実感がない中で、暗記科目を強いられると辛いと思います。
トラウマだけが残ってしまうんでしょうね。

記憶の遥か遠くにいってしまっているのですね。

田村さんは今後、誰に何を伝えていきたいですか。

一般の方に対しては、市場で一番強いのは消費者だということです。
この書籍を読んだ方が、いいサプリメントを選び、ダメなサプリメントを手に取らないということが、世の中を良くしていくことにつながります。
サプリメントや体の仕組みを勉強して、いい選択をすることが世の中のためになる、というのが一つのメッセージです。

お医者さんや歯医者さんに対しては、「栄養は大事だね」と気がついてほしいです。
それをお伝えするために、「生化学の臨床活用」という言葉を商標登録しました。

生化学の臨床活用ロゴ

「生化学の臨床活用」のロゴ

これから我々が活動するときに、「これはサプリメントというけれど、生化学の臨床活用ですからね」とお伝えして、先生方の考え方や視点をもっと良くしていきたいと思っています。

続いては、田村さんご自身のこともうかがいたいと思います。
現在のお仕事でやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

大きく分けると2つです。

一つは調べ物をしていて、「おお!」と自分の視界が開けるような知識に触れた時。あとは、本を読んだり、先生の講演を聞いて、今まで断片的に頭の中に入っていた情報が繋がって知識として使えるようになる瞬間です。頭の中で繋がったというあの瞬間がすごい喜びです。

もう一つは、サプリメントを使った先生や患者さんから、「おかげですごく良くなりました」とか、「患者さんが健康を回復してやりがいを感じた」というメッセージをもらう時は、嬉しくて楽しいです。

お話をされている表情からも、仕事にやりがいを感じられているんだなと感じます。

田村さんは全国への出張も多いと聞いていますが、体調管理で心がけていることはありますか?

ずっとサプリメントを持って出かけています。お勧めする以上、自分が使っています。

サプリメントに関わるようになって、今の会社で18年で、その前の会社も入れると22年です。
その間ずっと性能のいいサプリメントを使っているのが健康管理に繋がっていると思います。

ご覧になっている皆さんが「田村さんは何を飲まれているのか?」と気になっていると思います。

そうですよね。面談でもだいたい聞かれます。

それを自分で見極める目が大切だということですね。

こちらの動画は医療従事者の方もたくさんご覧になっていると思います。医療従事者の皆さんにメッセージがありましたらお聞かせください。

栄養に注目することは医療の第一歩だと思います。
大学のカリキュラムの一番最初に生化学を学ぶ理由もそれだと思います。

ぜひ生化学にご興味をお持ちいただいたら、(嫌いかもしれないですけど)生化学の教科書をパラパラと見てみてください
きっといい情報がたくさん載っているので、「もう一度これを勉強しよう!」と思ってもらえると思います。

説得力のあるお言葉ありがとうございます。

最後に、本書の読者、そしてこれから手に取る皆さんへメッセージをお願いします。

日本は高齢化、少子化が進んでいますので、歳を重ねても元気でいないと社会がもちません。

この本をきっかけに、自分の体の仕組みや、どうしたら元気でいられるのかを知るきっかけにしていただければと思います。
(自分で書いておいてなんですが)元気に生きるためにめちゃくちゃ役に立つ情報を書いてあります。

先生がお読みになって良い本だと思ったら、患者さんに勧めてあげてください。

ドクターでない方がお読みになった時には、ご家族やご友人の方に勧めてください。

(ものすごく大きなこと言ってしまうと)日本の未来が明るくなるかもしれないと思っています。
ぜひよろしくお願いします。

自分自身、そして家族を守るために知識をつけたいなと思います。
本日は貴重なお話、どうもありがとうございました。

こちらこそ、ありがとうございます。

田村の想いをまとめた『【新版】サプリメントの正体』発売記念の特設ページには、無料のプレゼントもご用意しております。ぜひ一度ご覧ください。
https://www.healthy-pass.co.jp/knowledge/6295/

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