月日が経つのは早いもので、今年も残すところ1週間を切っています
12月が終わったらお正月がやってきますね
お正月に食べるものと言えば、屠蘇(とそ)酒、お雑煮、おせち料理などがありますが、特にお雑煮は地域や家庭によって異なります。
今回は「日本各地のお雑煮」をご紹介したいと思います
●お雑煮とは
各土地で採れた作物とお餅をひとつの鍋で煮た料理のことで、臓腑(内臓)を保護するという意味の語から転じたと言われています
もともとお正月だけに食べるものではなく、祝い事で食べるハレの食事であったのが、室町時代に貴族や武家など上流階級の間で、お正月にお雑煮を食べるという風習が定着し、元禄時代には庶民に広まったそうです。
●お雑煮の種類
一言に雑煮といっても日本全国で地域によって差があるのと同時に、各家庭によっても内容に差があります。
醤油味や味噌味(赤味噌、田舎味噌、白味噌)などベースの味が異なるだけでなく、お餅の形や肉類、魚介類、野菜類など具の数は無数にあります
日本の何処でどんなお雑煮が食べられているのか、まとまった地図がつくられているので、以下のサイトを参考にしてみてください
農林水産省ホームページ 特集②食材まるかじり(1) 我が家の味・ふるさとの味
大きく分けると、宮廷文化の伝統が色濃く残る関西では「丸もちで味噌仕立て」、武家の支配が長かった東日本は「角もちにすまし汁」が多いと言われますが、そのお餅も焼いたり煮たり違いは様々です。
北海道や沖縄では、昔からお雑煮を食べる文化がありませんが、現在では、北海道はしょう油のすまし汁に角もち、鶏肉、野菜を入れたお雑煮の家庭が多く、鮭やいくらを使った越後風もあるそうです
沖縄は、お正月には豚のもつを使った中身汁や、白みそ仕立ての濃厚な汁物であるイナムドゥチなどをいただくそうです。
色々な地域のお雑煮を食べ比べてみたいですね
今年1年、ブログを読んでいただきましてありがとうございました
来年も皆様の健康のお手伝いができるような内容で更新していきたいと思っております
今年も残りわずかではありますが、良いお年をお過ごしください
※このマスコットをヘルシーパスのキャラクターにしようかと企んでおりますが、まだ名前がありません。
名前を募集していますので、是非、コメントやメッセージでご応募ください
(さ)
<参考>
・農林水産省のホームページ
・日本調理科学会誌 Vol36 No2(2003)
「実態調査による雑煮の地域的な特徴」
・表土栄養調理成果専門学校のホームページ