台風凄かったですね
皆さん、大丈夫でしたか
さて、朝晩の気温が下がってきて、秋を感じるようになりましたね
秋といえば色々ありますが、キノコも美味しいですよね
ということで、今回は今が旬のシイタケについてまとめたいと思います
●特徴
シイタケは、西洋のマッシュルーム、東南アジア・中国のフクロタケとともに、世界三大栽培キノコのひとつとされており、日本で本格的に食用にされたのは室町時代で、栽培が始まったのは江戸時代だと言われています
シイタケの旬は春(3~5月)と秋(9~11月)で、冬を越した春のしいたけは「春子」と呼ばれ、身が締まってうま味があり、秋に出回る「秋子」は香り高いのが特徴です
シイタケ独特のうま味はグアニル酸と呼ばれ、昆布やトマトなどのうま味成分として有名なグルタミン酸のうま味を増強する働きがあります
栄養素としてはビタミンB群が比較的多く、ビタミンDや食物繊維も含まれています
●調理と組み合わせ
調理の際、水で洗ってしまうとせっかくの風味が落ちてしまうため、キノコ類は洗わないようにしましょう
汚れが気になる場合には、軽く払って落とすか湿らせた布巾やキッチンペーパーで拭き取ります。
軸を切り落としてしまう方も多くいらっしゃいますが、硬い石づきの部分以外は食べることができるため、調理を工夫して利用するのが良いですね
シイタケに含まれるビタミンDは、カルシウムの吸収を高める効果が期待できます
そのため、カルシウムを豊富に含む小魚や干しえび、高野豆腐、小松菜、乳製品などと合わせるのがお勧めです
また、ビタミンDは日光(紫外線)に当てることで増えるので、調理前に数時間干しておくのが良いでしょう
●選び方
軸が太くて短く、かさにも丸みがあり、ふちが内側に巻き込んでいるものが良品です
また、裏のひだがキレイで白く、偏食や傷のないものが新鮮です
●保存方法
生シイタケは鮮度が落ちるスピードが速いため、使わない分は軸を取って冷凍保存するのがお勧めです
冷凍保存は保存性を高めるだけでなく、シイタケの細胞が破壊されることでうま味がアップします
ヘルシーパスがある静岡県はシイタケの産地として有名なので、旬の季節である春と秋はお手軽にお手ごろ価格でシイタケを入手することができます
シイタケは焼いたり煮たり和えたりどんな料理でも美味しく食べられますが、これからの時期はやっぱり鍋が良いですね
(さ)
<参考>
・春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養辞典 (吉田企世子:監修)
・からだにおいしい野菜の便利帳(板木利隆:監修)
・日本食品標準成分表2010
・独立行政法人 農畜産業振興機構のホームページ