妊娠前から気を付けていただきたい生活習慣


お母さんの健康と、赤ちゃんの健やかな発育には、妊娠前からの身体作りが大切です👩👶
今回は「妊娠前から気にかけてほしい生活習慣」について紹介します。

若い女性の現状

日本人の若い女性は、朝食の欠食率が高くエネルギーや栄養素の摂取量が少なく、低体重の割合が高いなど多くの問題点があげられています💦
(詳細:日本人若年女性のやせ過ぎ問題

課題①:体型

多くの若い女性が「やせ願望」やダイエット志向が強く、令和元年国民健康・栄養調査では、
20代のやせの者(BMI<18.5kg/m²)の割合を20%以下を目標にしていましたが、まだかなっていません・・・。

【BMIの計算方法 妊娠前の体重(kg) ÷ {身長(m) × 身長(m)}  


また、やせの者では、食習慣改善の意思調査で「食習慣に問題はないため改善する必要はない」と回答した割合が、もっとも多かったそうです👀💥

課題②:食生活

妊娠中は、多くの栄養素が必要とされています。
そのため、妊娠前からエネルギーや栄養素不足を解決するために、バランスの良い食事を推奨していますが、欠食やダイエットの影響で多くの栄養素が不足しています。

課題③:運動習慣

運動習慣は、冷えや新陳代謝・基礎代謝の改善、ストレス解消など、妊活中~産後まで、さまざまな嬉しい効果をもたらしてくれます。
しかし、令和元年国民健康・栄養調査によると、女性の平均歩数や運動習慣者が年々有意に減少しており、特に、若年女性は定期的な運動を実施できていない現状にあります。

課題④:喫煙

女性の喫煙率は年々低くなっており、妊娠中の喫煙率も減少傾向にあります。
しかし、私も調べていてびっくりしたんですが、目標である0%にはまだ達していないそうです👀💦



生活習慣が乱れたまま妊娠した場合、母子ともに疾病のリスクが高まる場合があります。
どれも簡単に改善できると思われがちですが、妊娠がわかってから、現状を急激に変えることは難しいため、妊娠前からの生活習慣の改善が大切です。

妊娠前から健康な身体作り

依然として若い世代の問題が多いことを受けて、「妊産婦のための食生活指針」が、15年ぶりに改定され「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針~妊娠前から、健康なからだづくりを~」と変わり、10項目の指針が示されました。

すべてを毎日実行することは難しいと思いますが、できることを1つでも行っていただければと思います😌💭

まとめ

スレンダータイプのお母さんからは低体重児や早産の傾向がありますが、ポッチャリタイプのお母さんは帝王切開の傾向があるといわれています👀💦

個人差を考慮したゆるやかな指導を心がけるために、体重増加量指導の目安も改訂されています。

「妊娠中の体重増加量指導の目安」も国で定められていますので、ぜひ参考にしてみてください🧐

また、妊娠中の『葉酸摂取』は有名ですが、妊娠前からの積極的な摂取が大切です。
お食事からの摂取が基本ですが、普段からなかなか栄養素が摂取できない場合は、サプリメントなど健康食品に頼るのも良いと思います(●’◡’●) ♪

今回、「妊娠前」も組み込まれたことの意味と重要性を把握
改善につながればと思います!

 

この記事の著者

ゆーみん

管理栄養士

株式会社ヘルシーパス 企画開発部 / ためになる栄養講座・ブログ・お問い合わせ担当

自分自身のアレルギーと偏食がきっかけで管理栄養士を志向。大学卒業後は給食委託会社に就職し介護食からスポーツ栄養まで幅広い食に従事。

読んでいただいた皆さんに「ためになった」「面白かった」と思っていただけるようなブログづくりを心掛けています。

自己紹介ブログ ⇒ 新しいメンバーの自己紹介(管理栄養士:荒木)

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