
ここ数年、健康や環境への関心の高まりから、いろんな植物性ミルクが注目を集めています🌱✨
今回は『植物性ミルクの特徴』について紹介します!
目次
植物性ミルクとは
豆乳、アーモンドミルク、オーツミルクなど植物の種子などから抽出された白濁した液体を植物性ミルクと言います!
植物性ミルクはラクトースやカゼインなどを含まないため、牛乳や乳製品アレルギーの方や、乳糖不耐症の方にも飲用が可能です。
また、植物性ミルクは種類にもよりますが、低カロリーや高たんぱく、ビタミンミネラルが豊富など美容や健康への意識の高い方に注目を浴びています✨
植物性ミルクはサステナブル食材?
サステナブルとは「維持できる」「耐えうる」「持ちこたえられる」を意味する形容詞です。
近年では、地球環境の持続可能性、人間社会の文明・経済システムの持続可能性の意味や概念として一般的に用いられるようになりました。
コップ一杯の動物性ミルクを生産するためには約650平方メートルの土地(テニスコート2面分)が必要になるのに対し、植物性ミルクはその10分の1の土地に抑えられるそうです!
植物性ミルクの特徴
植物性ミルクの中でも、今回は豆乳、アーモンドミルク、オーツミルクの3種類について、
それぞれの特徴について紹介します。
豆乳(無調整)
大豆を原材料に作られる、日本人に最も馴染みがある植物性ミルクです。
たんぱく質を多く含み、そのほか食物繊維やマグネシウム、鉄、葉酸も含まれていることから人気を集めています😋
平成29年国民健康栄養調査結果では豆乳に多く含まれる葉酸、マグネシウム、鉄は不足している栄養素でもあるので、バランスよく摂れるのがうれしいですよね!(詳しくはこちら:平成29年 国民健康・栄養調査結果のまとめ①)
また、豆乳といえばイソフラボンですが、女性ホルモンに似た構造をしており、特に閉経後の女性におすすめの栄養素です。
アーモンドミルク
アーモンドを原材料に作られた、植物性ミルクです。
植物性ミルクの中で比較的、糖質や脂質、カロリーが低いことが特徴です。
また、アーモンドには抗酸化力の強いビタミンEが豊富に含まれているため、習慣的な摂取はアンチエイジング効果や生活習慣病対策につながる可能性があります♪
オーツミルク
オーツ麦を原材料に作られた植物性ミルクです。
近年のオートミールブームからの流れで注目を集めるようになりました。
オーツ麦は、ロシアやアメリカ、カナダ、ヨーロッパ諸国などで栽培されている穀物で食用として食卓に広がり始めたのは19世紀になってからと言われています!
植物性ミルクの中で炭水化物が多く、食物繊維が多く含まれており、オーツミルクに含まれる食物繊維にはLDLコレステロールの低下を促すβ-グルカンが含まれているといわれています。
ちょっと待って!増えている植物性ミルクのアレルギー
「交差アレルギー」というものがあるのをご存じでしょうか?
異なるアレルゲンであっても、似た形をした部位があると抗体が反応しアレルギー反応を引き起こすというものです。
特に花粉アレルギーでは果物や野菜に含まれるアレルゲンと交差反応し、食物アレルギー症状を呈する場合があります。
健康志向の高まりから、豆乳や木の実を習慣的に摂る人が増えたことで、この交差アレルギーを発症する方が増えているようです。
(詳しくはこちら:交差反応と食物アレルギー)
おいしくて美容にも健康にも良いと思うと、ついつい飲みたくなってしまいますが、摂取する際は注意してください💦
まとめ
健康や環境負担を考え、スーパーやカフェでも目にする機会が増えてきました。
同じカフェラテでも、ミルクを変えることで、香りと味が変化し好みの組み合わせを見つける楽しさがあるのもいいなと思いました😊💡
ただし、販売されている植物性ミルクの多く味やテクスチャを調整するために、多くの甘味料や保存料が使われている場合があります。
原材料をしっかりチェックしてご自身にあったミルクを選択してみてください🍀!
ゆーみん
管理栄養士