少し前まで夏のように暑い日がありましたが、最近はめっきり秋を感じるようになりましたね🍂!
今回は今が旬の「銀杏(ぎんなん)」について紹介します。
特徴
中国が原産で「生きた化石」と言われるイチョウの種子で、美味しく食べられるのは10~11月頃に出回る翡翠色の新物です。
銀杏は「雌雄異株」と呼ばれる、雌花と雄花を別の株につける植物で、実を付けさせるには両方の木を植える必要があります🌳💕🌳
最近は銀杏の臭気を嫌って雄株の接ぎ木苗が多くなったので、雌花を見ることは少なくなってしまいました・・・。
一般的な種実と同様に栄養素はカリウムが多く、タンパク質や脂質も含まれており、ビタミンB1やビタミンE、パントテン酸、ビタミンCなども比較的多く含まれています!
しかし、メチルピリドキシン(MPN)というビタミンB6の作用を阻害する中毒物質も含まれるため、食べ過ぎると下痢や鼻血、けいれんなどの中毒症状をおこすことがあります💦
大人であれば1〜2個食べる程度なら問題ありませんが、枝豆感覚でパクパク数十個食べることは避け、子供にはあまり食べさせない方が良いでしょう。
お勧めの保存方法とおいしい銀杏の見分け方
保存方法
殻つきの状態で冷蔵庫で保存できますが、時間と共に実がしぼんでいってしまいます。
ハリがあるうちにサッとゆでて皮をむき、冷凍庫で保存するのもお勧めです!
また、こまめに水を変える必要がありますが、保存容器に銀杏が浸るくらいの水を入れて冷蔵庫で保存すると約一ヶ月は保存することが可能です。
水に浸けておくことで殻がやわらかくなり、殻むきが容易になります😄!
見分け方
殻の表面が白く、黄ばみのないものを選びましょう。
振った時に音がするものは、中の実が縮んでしまっているので避けた方が無難です。
調理方法
食中毒の原因となるMPNは、加熱することで一部が毒性の低いMPN配糖体に変化します。
油で揚げたり、串焼き銀杏にしたり、茶わん蒸しにしたり、しっかりと火を通して食べましょう😋🍳
また、フライパンで加熱する調理法が一般的ですが、電子レンジでも調理が可能です!
電子レンジでの調理方法
①銀杏の殻をあらかじめトンカチやキッチンバサミなどで割っておく(けがに注意)
②茶封筒に銀杏を数粒入れ封筒の口を2〜3回きっちり折る
③電子レンジ500Wで30〜40秒加熱する
④熱いうちに殻を割って薄皮を向いたら完成!
まとめ
旬の銀杏についてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
個人的に「子供の頃は苦手で、大人になって食べられるようになる食べ物」というイメージが強いです💦
殻をむくひと手間があるため、なんとなくハードルが高いと感じていましたが、電子レンジでも調理可能なので
是非、旬の食材を食べて秋を満喫してみてください😋🥢!
ゆーみん
管理栄養士