よくお問合せで、「摂りすぎるとどうなりますか?」や「サプリメントには副作用はありますか?」など聞かれることがあります。
今回はサプリメントの副作用や過剰症についてご紹介いたします☝🧐
サプリメントと身体の不調
サプリメントは基本的に、ビタミンやミネラルなど健康の維持増進に役立つ特定の成分を濃縮し錠剤やカプセル状にしたものを言います💊
「食品」に分類されるので、目安量やサプリメントを紹介してくださった先生の指示通りに摂取すれば、副作用や過剰症のリスクは低いです。
しかし、指示以上にサプリメントを摂取したり、体質や体調合わなかったり、アレルギーがある場合は副作用や過剰症につながる場合があります。
サプリメントと過剰症
水溶性ビタミンは、大量に摂取しても尿中にすみやかに排泄されるので、過剰症を心配する必要はほとんどありません。
しかし、脂溶性ビタミンやミネラルなどの栄養素は身体に蓄積されやすく、サプリメントを多く摂取することで過剰症のリスクがあります。
下記に厚生労働省が定める栄養素の上限量と、主な過剰症について表にまとめてみました!(成人男性1日当たりの基準値を参考)
※マグネシウム:通常の食品以外からの摂取量の耐容上限量は、成人の場合350 mg/日であるが、それ以外の通常の食品からの摂取の場合の、耐容上限量は設定されていないため除外
上限量が定められていない栄養素でも過剰に摂取すると不調につながる場合があり、中でもビタミンCは摂りすぎると、下痢、吐き気、胃けいれんが生じる場合があります😨⚡
個人差や食習慣の違いがあるため、多く摂取することで必ず過剰症を起こるわけではありませんが摂取する際は、先生の指示や目安量の範囲を守りましょう。
また、複数のサプリメントを利用する場合には、重複して摂取しないように、それぞれの製品の含有成分を確認してください👀🔍
サプリメントと副作用
最初にお話ししたようにサプリメントは「食品」に分類されますが、
実際に、へルシーパスのサプリメントを利用してくださっている方から「下痢をした」「お腹が痛くなった」など不調のお問合せをいただくことがあります・・・。
もちろん製造中に異物が入ることはありませんが、栄養素の中でも鉄や亜鉛、ビタミンCなどは胃や腸の刺激になりやすいため、体質や体調、飲むタイミングによって不調が出る可能性があります。
サプリメントに良く使われているローヤルゼリーやウコン、ハーブなどは厚生労働省より注意が喚起されているものもあるため、摂取の際はご注意ください。
また、使用されている原料の中には、乳製品・卵・大豆などが使われている場合がありますので、アレルギーがある方は、どんなものが使われているのか念入りに確認しましょう!
その他にも薬と飲み合わせることで副作用(相互作用)が出る場合もあります。
米国で行われた調査※1によると、病院や診療所に通っている1795人のうち、約4割(710人)がサプリメントを利用しており、そのうちの3人に1人、236人は、サプリメントと薬を飲み合わせたことで、副作用を経験していました。
(Amit Sood, MD, MSc et al.,CLINICAL RESEARCH STUDY| VOLUME 121, ISSUE 3, P207-211, MARCH 01, 2008)
サプリメントはネットやドラッグストアで簡単に手に入りますが、リスクのことも頭の片隅においておいてほしいです。
お薬と併用する場合にはお薬を処方してくださった先生にご相談いただくようお願いいたします。
まとめ
当社の社員でも「このサプリメントは身体に合わない」と感じるものもいます。
サプリメントは始めることは簡単ですが、それによってどれだけ結果が出るかは、個人差があります。
たくさん摂って満足するのではなく、正しい飲み方を意識しましょう。
サプリメントをとり始めて体調不良を感じたら、すぐに利用を中止して医療機関を受診してください。
ゆーみん
管理栄養士