がん(悪性腫瘍)は、昭和56年より日本人の死因の第1位であり、
近年では、日本人の2人に1人は一生のうちに何らかのがんにかかるといわれており、すべての人にとって身近な病気です。
がんは「ならないようにする」ことはできませんが、「なりにくくする(予防する)」ことができる病気です!
今回は、がんの原因と予防のための健康習慣について紹介します😊☀
がんの原因
細胞が制御不能となりどんどん分裂増殖を繰り返し、周囲の大切な組織が壊れたり、違う臓器に転移して命に危険が及ぶ可能性のあるものを「がん」と言います。
【がん発症の主な原因】
がんにかかった人のうち男性53.3%、女性27.8%は生活習慣や感染症が原因と考えられており、中でも喫煙は大きな要因となっているようです🚬
がんを予防する5つの健康習慣
国立がん研究センターをはじめとする研究グループでは5つの健康習慣を実践することで、がんを予防することができると考えています☝🧐
禁煙
喫煙は多くのがんの原因であり、たばこを吸う人は吸わない人に比べて、がんになるリスクが約1.5倍高まることもわかっています。
また、受動喫煙でもがんのリスクは高くなるため、喫煙者は周囲の人の健康も損ねます💦
節酒
「酒は百薬の長」とも言われますが、多量の飲酒でがんのリスクが高くなるため、飲む場合は純エタノール量換算で約23g/日程度にしましょう。
【飲酒量の目安】
日本酒 … 1合
ビール大缶(500ml) … 1缶
食生活
「塩分過多」「野菜や果物をとらない」「熱すぎる食べ物を摂ること」ががんの原因として知られています。
この3つを避けることで、がんリスクが低くなる可能性が高いです!
また、厚生労働省や農林水産省より食塩と野菜・果物の摂取量が定められています。
【食塩の摂取量】
1日あたりの食塩摂取量を男性は8.0g未満、女性は7.0g未満にすることを推奨。
【野菜・果物の摂取量】
1日野菜を小鉢で5皿分と果物1皿分を毎日食べると良いとされている。
そのほかにも、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなど抗酸化作用のある栄養素や、がん患者やがんの遺伝的リスクのある方に良いとされている、レスベラトロールなどの栄養素を積極的に摂取することもお勧めです!
適正体重の維持
痩せすぎても太りすぎてもがんのもとといわれています。
男性の場合、肥満度の指標であるBMI値21.0~26.9
女性の場合は21.0~24.9でがんのリスクが低いとされています。
【BMI値】
体重(kg)÷身長(m)²
(例)身長160㎝ 体重57㎏ の場合
57(㎏)÷(1.6(m)×1.6)=22.3
適度な運動
仕事や運動などの身体活動が多いほど大腸がん、乳がんなど、がん全体の発生リスクが低くなることが示唆されています🏃♀️🏃💨
厚生労働省では、18~64歳の運動量として歩行や歩行と同等以上の運動を毎日60分行うことが推奨されています。
65歳以上では横になったままや座ったままにならなければどんな動きでも良いので身体活動を毎日40分行うことが基準となっているため、ライフスタイルや気に入った方法で、運動を取り入れてみてはいかがでしょうか?
まとめ
簡単ながんの説明と、がんを予防する5つの健康習慣について紹介しましたが、
5つの健康習慣を1つおこなうだけでも、がんになるリスクは下がります!
1つを改善できると、2つ目の改善は意外とスムーズに進むことが多く「これができたから、あれもチャレンジしよう!」というきっかけにつながります😄✨
1つから始めて「よい連鎖反応」を起していきましょう!
また、日本人のがんの原因として「感染」も多いですが、
健康診断や人間ドックなどで早期に発見できる場合もありますので、定期的に受診するようにしましょう。
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ゆーみん
管理栄養士