旬の枝豆を使った「疲労対策レシピ」


初夏から秋ごろまで旬となる枝豆は子どもの おやつ やビールの おつまみ などに最適で、よく食べている人も多いと思います。

江戸時代でも茹でた枝豆を食べ歩き、ファストフード感覚の食物だったそうです。

今回は栄養価も高く食べやすい枝豆を使った疲労対策レシピ枝豆と豚ひき肉のキーマカレー」をご紹介します💡

枝豆と豚ひき肉のキーマカレー

材料(4人前)

枝豆(さやつき)  200g(むき枝豆の場合100g)
豚ひき肉 300g
トマト缶 1缶(400g)
玉ねぎ 中1個(約150g)
生姜 1片
植物油 大さじ2
カレー粉 大さじ2
コンソメ 5g
小さじ1
ローリエ 1枚

 

作り方

①枝豆は洗い、沸騰したお湯で塩茹でし(塩は分量外:4~5分程度)、冷めたら さや から豆を出しておく。

②玉ねぎはみじん切りに、生姜はすりおろしておく。

③鍋に植物油を熱して玉ねぎ、生姜を炒め、玉ねぎがきつね色になったらひき肉をほぐしながら炒める。ひき肉に火が通ったら、カレー粉を加えて炒め合わせる。

④③にトマト缶、コンソメ、塩、ローリエを加えて混ぜて蓋をし、弱火で10分程度煮る。

⑤④に枝豆を加えて混ぜ合わせ、火を止める。
※お好みで、②の段階でニンニクのみじん切りやすりおろしを入れてもOK。

 

 

栄養価(1人分)
エネルギー:352 kcal
たんぱく質:21.0g
脂質:22.7 g
炭水化物:15.2 g
食塩相当量:2.1g
ビタミンB1:0.76mg

※ご飯は栄養価に含まれていません。

 

枝豆について

枝豆は未成熟な大豆を食用とする野菜です。

最近は、日本食ブームや冷凍品の普及により海外でも食べられるようになりましたが、未成熟な大豆を食べるのは日本独自の食習慣だと言われています。

昔は「あぜまめ」と呼ばれ、その後は、枝付きで売られて枝付きのまま茹でて食べたことから枝豆」という呼び方になったそうです。

枝豆専用の品種は400品種以上あり、流通の大半を占めるのは白毛種で、茶豆や黒豆などの品種もあります。

白下種は5月頃から収穫が始まり、茶豆は7~8月、黒豆は9~10月に収穫され、品種によって収穫時期が異なります。

大豆は「畑の肉」とも呼ばれるほど栄養価が高く、タンパク質ビタミンB1B2葉酸などのビタミンB群の他、カリウムカルシウム食物繊維などの栄養成分を豊富に含んでいます。

また、ベータカロテンビタミンCなども含まれ、豆と野菜の両方の栄養的特徴を持った野菜と言えます💡

さや付きのまま茹でるため茹でても栄養成分の変化が少なく、疲労や夏バテ対策としてお勧めの食材です。

 

 

枝豆の選び方と保存方法

選び方

枝つきの方が鮮度が良く日持ちがするため、できるだけ枝つきの枝豆を選ぶのがお勧めです。
その場合、枝の節と節の間隔が短く、さやが密生しているものを選びましょう。

また、さやの緑色が濃く鮮やかで、しっかり中身が詰まっているものや、均等に豆が入っているのが良い枝豆と言えます。

 

保存方法

枝豆は鮮度が重要です。
購入後はできるだけ早めに食べましょう

生で保存したい場合は、低温で乾燥を避けて保存します。

長く保存したい場合は、塩水で硬めに茹でてから冷ましたものを、ポリ袋などに入れて冷凍庫で保存するのがお勧めです。

 

まとめ

枝豆や豚ひき肉にはタンパク質やビタミンB群、鉄などが豊富に含まれ疲労や夏バテ対策にお勧めの食材です。
また、カレー粉を構成する香辛料には食欲増進などの他にも様々な健康効果が期待されています。

豚ひき肉は脂が多いですが、ヒレ肉などの脂身が少ない豚肉を使って、自分でひき肉を作ることもできます。
そうすることで、より多くビタミンB群などの栄養素を補給できます。

※自家製ひき肉は、フードプロセッサーや包丁で肉をミンチにします。
 フードプロセッサーを用いる場合には、半解凍にしたブロック肉を2㎝各程度に切ってからミンチにすると作りやすいと思います。

夏の暑くて疲れやすい時期に、是非、「枝豆と豚ひき肉のキーマカレー」を作って食べてみてください😄✨

 

 

・農畜産業振興機構サイト

・北陸農政局サイト

・日本食品標準成分表2020年版

 

この記事の著者

さとこママ

管理栄養士

株式会社ヘルシーパス コミュニケーション・プロデュース部/ためになる栄養講座・ブログ・ニュースレター担当

大学卒業後は食品メーカーで商品開発を行い、その後、大学の寄付講座にて健康食品の素材に関する研究補助に従事し、現在は3児のママとして家事・育児・仕事に奮闘中。

ブログを通して、皆さまが新たな「気付き」や「発見」をしていただけるよう、題材選びや記事執筆などを行っていきたいと思っています。

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