[栄養素の説明書⑥]発育サポート!ビタミンB₂


前回、[栄養素の説明書⑤]でビタミンB₁についてご紹介させていただきました📢✨
今回は、水溶性ビタミンの「ビタミンB₂」についてご紹介いたします!

ビタミンB2 の説明書

水溶性ビタミンのビタミンB₂は、リボフラビンとも呼ばれ、黄色い色をしており、着色料として食品添加物に使われることもあります☝🧐

体内に吸収されると、栄養素の代謝に関わる補酵素としての働きがある、フラビンモノヌクレオチド (FMN)フラビンアデニンジヌクレオチド (FAD) に変換され、体内では主にFADの形で存在します。

ビタミンB₂の体内での働きと効果

ビタミンB₂は主に、栄養素の代謝に関わる補酵素としての働きます!
食事から摂取した、たんぱく質・脂質・炭水化物を分解し、エネルギーに変えるサポートをしているため、エネルギーの消費量が多い方ほど、ビタミンB₂の必要量も多いです🏊🚴‍♀️⬆

また皮膚・髪・消化管内膜・血液細胞・脳機能など体内のさまざまな組織の正常な発達にもサポートしており発育のビタミンともいわれています!

ビタミンB₂を摂るときの注意点

過剰摂取したビタミンB2は尿中に排泄されるため、過剰による悪影響を受けにくいといわれています。
また、ビタミンB2は黄色い色をしているため、過剰に摂取すると尿が黄色やオレンジに変色することがあります👀💥

ビタミンB₂の食事摂取基準は以下の通りです。

ご一緒に摂っていただきたい栄養素

ビタミンB₂は、ビタミンB群に含まれ単体で摂取するより、ビタミンB群で摂取する方がより効果が期待できるとされています🔍
また、ビタミンB₂はの吸収を高めことがわかっており、ビタミンB₂不足を改善することで血中のヘモグロビン濃度が上昇するという結果も得られています。(Am J Clin Nutr. 2011 Jun;93(6):1274-84.)

貧血などで悩んでいる方は、鉄と一緒にビタミンB₂も積極的に摂取するのもいいかもしれませんね😋✨!

含まれている食品

ビタミンB₂は以下の食材に多く含まれています!

食事でバランスよく摂取することをお勧めしていますが、普段の食事で摂取できていない場合や、不足が気になる場合は補う分だけでもサプリメントを活用されることをお勧めいたします。

 

公益財団法人 長寿科学振興財団 健康長寿ネット

国立研究開発法人 医療基盤・健康・栄養研究所 国立健康・栄養研究所

厚生労働省 ホームページ

Oregon State University

食品成分データベース

日本人の食事摂取基準 2020年版

この記事の著者

ゆーみん

管理栄養士

株式会社ヘルシーパス 企画開発部 / ためになる栄養講座・ブログ・お問い合わせ担当

自分自身のアレルギーと偏食がきっかけで管理栄養士を志向。大学卒業後は給食委託会社に就職し介護食からスポーツ栄養まで幅広い食に従事。

読んでいただいた皆さんに「ためになった」「面白かった」と思っていただけるようなブログづくりを心掛けています。

自己紹介ブログ ⇒ 新しいメンバーの自己紹介(管理栄養士:荒木)

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