日本頭痛学会によると、国民の4分の1が慢性頭痛に悩んでいると言われています🤯⚡
自分の頭痛のタイプを知ることで、症状緩和への第一歩となるため、今回は慢性頭痛について紹介していきます!
目次
慢性頭痛は「一次性頭痛」とも言います☝🧐
痛み方や痛む場所、主な原因、頭痛以外の症状などから主にの3種類に分けられます。
片頭痛
若い女性に多く見られ、脈と同じタイミングで、頭の片側もしくは両側が「ズキンズキン」と痛むのが特長です⚡
頭痛以外の症状では、吐き気や光・音に敏感になるなどの症状があり、目の前がチカチカするなどの前兆も見られます😖💦
片頭痛の原因
メカニズムについては諸説ありますが、最も有力視されているのは三叉神経が刺激されて起こるという説です。
何らかの原因で三叉神経が刺激 ⇒ 神経伝達物質が分泌 ⇒ 脳血管の拡張や炎症発生により神経を刺激 ⇒ 痛み につながります。
気候の変化による頭痛や寝不足(寝過ぎ)、月経による頭痛も片頭痛に入ります。
痛みのケア・お勧めの栄養素
患部を冷やしたり、光・音を避けて安静にすることがお勧めです!
<お勧め栄養素①:マグネシウム>
神経の働きを安定化させる作用があり、特に片頭痛患者において
血中マグネシウム濃度の低下が見られるためマグネシウムを補給することで、脳の安定化が図られると考えられています。
※マグネシウムはもともと緩下剤として用いられ、過剰摂取により下痢を起こすことがあります。
<お勧め栄養素②:ビタミンB₂>
片頭痛はミトコンドリアの異常で起こるとされており、ビタミンB₂の摂取がミトコンドリア機能を正常にするため、効果が期待できます。
<お勧め栄養素③:コエンザイムQ10>
ビタミンB₂と同様、ミトコンドリアの機能に必要な栄養素です。
また優れた抗酸化作用で、他の臓器よりも活性酸素が多量に発生する脳細胞を保護することで、片頭痛が改善できると期待されています。
緊張型頭痛
頭を「ぎゅー」っと締められるような痛みがあり、頭が重たくなるような症状があります。
頭痛以外の症状では、肩から首筋にかけて全身的にこったような症状が見られます😨💨
緊張型頭痛の原因
心身のストレスが原因といわれており、精神的なストレスはもちろんですが、肩のコリや筋肉の疲労などの身体のストレスも緊張型頭痛の発症につながります。
痛みのケア・お勧めの栄養素
マッサージやストレッチ、適度な運動などがお勧めです。
片頭痛と違って患部を温めることで痛みが緩和することがあります!
<お勧め栄養素①:ビタミンE>
強い抗酸化作用で過酸化脂質を分解し、血液の流れをスムーズにします。また、ビタミンCと一緒に摂取することで、より抗酸化作用が高まるため併用がお勧めです😋🍋
<お勧め栄養素②:ビタミンB₁₂>
赤血球の生成に関与しており、血液の流れをスムーズにします。
また傷ついた末梢神経を修復する働きがあり、神経の伝達を正常に保ちます。
群発頭痛
男性に多く目の周囲や側頭部にえぐられるような激しい頭痛が起こります。
頭痛以外の症状では、頭痛が起こる同じ側に、目の充血、流涙、鼻づまり、鼻水などがみられます🤯⚡
群発頭痛はほかの慢性頭痛と違って周期があり、1~2か月の間ほぼ毎日決まった時間に2~3時間程度痛みが続きます。
群発頭痛の原因
ホルモン説、体内時計の狂い、遺伝子説やなど、諸説ありますが、いまだ正確には解明されていません。
しかし飲酒によって誘発されることが多いため、発作があるときは禁酒します🍺🍷🆖
痛みのケア
市販の頭痛薬ではほとんど効果が見込めないため、専門医を受診しましょう🏥
命に関わる二次性頭痛
慢性頭痛を「一次性頭痛」と紹介しましたが、疾患などによって起こる頭痛を「二次性頭痛」といいます。
くも膜下出血や脳腫瘍、慢性硬膜下出血など「命の危険がある」病気が潜んでいることがあるので、普段の頭痛と様子が違う場合は二次性頭痛の可能性があります。
なるべく早く専門医を受診して、根本的な原因をつきとめるようにしましょう🏥🏃🏃♀️
まとめ
自分の症状に当てはまる頭痛はありましたか?
頭痛は誰にでも起こりうることですが、我慢し続けることで症状が悪化していく場合もあるので
無理をせずゆっくり休んだり、専門医を受診するなど自分に適した治療法・対処法をしっかり把握するようにしましょう(゜◡゜)!
ゆーみん
管理栄養士