前回、[栄養素の説明書③]でビタミンEについてご紹介させていただきました。
今回は、同じ脂溶性ビタミンの「ビタミンK」についてご紹介いたします👏🤩
ビタミンK の説明書
天然には緑黄色野菜や海藻に多く含まれるビタミンK₁(フィロキノン)と
微生物によって合成されるビタミンK₂(メナキノン)の2種類あります!
ビタミンK₁は1種類ですが、ビタミンK₂には何種類かの同族体が存在し、代表的なものとして
動物性食品に含まれるメナキノン-4と納豆が産生するメナキノン-7というものがあります。
一般にビタミンKというときには、このフィロキノン、メナキノン-4、メナキノン-7を総称したものをいいます💫
ビタミンKの体内での働きと効果
主な働きとして、最も有名なのが血液凝固作用です!
血液凝固には、プロトロンビンなどの血液凝固のもとが必要ですが、
ビタミンKは、これらの血液凝固のもとを活性化させ血液凝固を促進する働きがあります✨
そのためビタミンKが欠乏すると血液凝固に時間がかかり、出血が止まりにくくなります⬇😟⬇
また、丈夫な歯や骨づくりにもビタミンKは不可欠です🦴
カルシウムが歯や骨に沈着骨する時に必要なオステオカルシンを活
その他にも、血管にカルシウムが沈着して血管が硬くなる石灰化を
腸内細菌が未発達な新生児の頭蓋内出血や新生児メレナ(
ビタミンKを摂るときの注意点
多量に摂取しても健康被害が見られないことがわかっています。
しかし、血液凝固抑制薬のような血栓を防ぐ薬や血流を改善する薬を飲んでいる方は、
薬の効果を弱めることが考えられるため、併用はさけるようにしてください。
ビタミンKの食事摂取基準は以下の通りです。
ご一緒に摂っていただきたい栄養素
ビタミンKは、油との相性が良い栄養素です。ぜひ、油と一緒にお召し上がりください🎶
また、骨や歯を強くするビタミンD、カルシウムとともに
『骨のゴールデン・トライアングル』とも呼ばれることもあるそうです!
一緒に摂ることで相乗効果が期待できます💪😉
含まれている食品
ビタミンKは以下の食材に多く含まれています!
食事でバランスよく摂取することをお勧めしていますが、普段の食事で摂取できていない場合や、
不足が気になる場合は補う分だけでもサプリメントを活用されることをお勧めいたします。
ゆーみん
管理栄養士