熱中症は夏の暑い日だけでなく、暑くなり始めた時期や多湿な室内でも起こります。
症状が深刻な時は命に関わることもあるため、今回は熱中症対策について紹介します☝😀☀
目次
熱中症とは
人間の体の約60%は水分と言われていますが、この水分(体液)には電解質(ミネラル)が含まれており、体内の水分調節、神経伝達、筋肉の収縮などの働きをしています。
熱中症は体温が上がり、体内の水分や電解質のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなることで、さまざまな症状を起こす病気を指し重症度によって次の3段階に分けられます!
<熱中症の重症度>
熱中症が起こりやすい条件
・気温、湿度が高い
・風が弱い、日差しが強い
・照り返しが強い
・急に暑くなった などの環境では熱中症が起りやすいとされています。
意外にも、気温が低い日でも湿度が高いと熱中症にかかりやすくなり、家の中でじっとしていても室温や湿度の高さから熱中症にかかることもあります。
最近ではこの様な室内型熱中症も注目されています👀
予防のポイント
【予防ポイント①:暑さを避ける】
外出時には帽子や日傘で日差しを遮るようにし、襟口や袖口があいたデザインの服装がお勧めです!
室内では ブラインドやすだれで直射日光を遮るほか、扇風機や エアコンで室温・湿度を調整しましょう💨✨
【予防ポイント②:こまめな水分とミネラルの補給】
熱中症では水分とともにビタミンやミネラルの喪失があるため、水分の補給に加えてミネラルの補給も重要です。のどが渇く前からこまめに水分を補給しましょう☝🧐
スポーツ飲料は水分とミネラルを同時に補給できますが、糖分が多いため飲み過ぎには注意が必要です。
ミネラルを補給するには、経口補水液や麦茶などの方が良いでしょう。
※コーヒーや緑茶などのカフェインが多く含まれている飲み物、アルコール類は利尿作用があるので適しません。
【予防ポイント③:栄養素の摂取】
夏は暑くて食欲がなくなるため、栄養補給をしにくく食事も素麺やうどんなどのあっさりしたもの(炭水化物)ばかりに偏り、栄養がアンバランスになります。
体内の水分(血液)量を保持するたんぱく質など様々な栄養素が必要となるため、しっかり摂取しましょう。
<お勧め栄養素>
・たんぱく質
・ビタミンB群
・抗酸化物質
特に熱中症を注意したい方
【乳幼児】
汗腺が未熟で体温コントロールがうまくできません👶💦
また、新陳代謝が活発で体温が高いため、炎天下の車内や気温が高く晴れた日では短時間で体温が上昇し、生命に危険が及ぶ場合があります。
外出時には水分補給や服装に気をつけて、顔色や汗のかき方の様子を見るようにしましょう!
【高齢者】
年をとると体内の水分割合が少なくなり、暑さやのどの渇きを感じにくくなります。
のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を行い、部屋の温度をチェックするよう心掛けてください。
このほか、運動に慣れていない方や肥満の方、寝不足や疲れ・持病などで体調が悪いなどの場合も熱中症が起こりやすくなります🤢⚡
食事からの栄養摂取についても、夏場は食欲が落ちがちですが、十分な補給が必要なため、食事摂取基準を参考に最適量の摂取をお勧めします!
応急処置
熱中症の症状が現れた場合は、まず涼しい場所に移動させること、衣服を脱がし、身体を冷やすことが大事です。
たとえ意識があっても自力で水分をとれない場合は、直ちに医療機関に連絡しましょう。
(ゆ)