先日、ビタミンCについて調べていたところ、ビタミンCの欠乏によって様々な不調がでてしまう事を改めて痛感しました
そこで今回は、「ビタミンCが足りないと起こる不調」についてご紹介したいと思います
目次
ビタミンCの働き
ビタミンC不足が原因の不調の前に、まずはビタミンCの働きについてまとめます。
ビタミンCのおもな働き
・コラーゲンやカルニチン、特定の神経伝達物質などの合成
・抗酸化作用で酸化ストレスを和らげる
・ビタミンEなどの他の抗酸化物質を再生する
・鉄の吸収を促す
・コレステロールを処理する(コレステロールから胆汁酸を作る)
ビタミンCに抗酸化作用があることは有名ですが、コラーゲンや神経伝達物質を作るために働いたり、コレステロールを処理する働きもあることは知らない方もいらっしゃったのではないでしょうか
ビタミンC不足が原因の不調
上記の通り、ビタミンCには色々な働きがあるため、不足すると様々な不調が現れてしまいます。
具体的な不調の例を以下に挙げます。
一般症状
・壊血病
・鉄欠乏性貧血
・食欲不振
・下半身のむくみ
口の症状
・歯茎が腫れる
・歯茎から出血しやすい
・歯がぐらつく
・歯が抜ける
肌・毛の症状
・傷が治りにくい
・紫斑(あざ)ができやすい
・過角化症(表皮や粘膜の角質層の肥厚化)
・皮膚が乾燥し、きめの粗いうろこ状になる
・光線過敏性皮膚炎
・毛の乾燥やねじれ
筋肉・骨の症状
・筋肉痛
・関節痛
・骨膜化出血
・骨の成長不良(小児)
精神症状
・うつ
・疲労感
・倦怠感
ビタミンCが足りないとこんなにたくさんの不調が現れる可能性があります
「下半身がむくみやすい」「歯茎から出血しやすい」「傷が治りにくい」「お肌の状態が良くない」「筋肉痛や関節痛がある」「疲労感がとれない」という症状が当てはまる方は多いかもしれないですね。
これらの症状は、ビタミンCの不足だけでなく他の栄養素が足りない場合でも起こる事がありますが、ビタミンCはストレスや喫煙などによって消費量が増えると言われています。
ストレスが多い現代、ビタミンCは意識して多めに摂りたい栄養素のひとつです
厚生労働省が推奨するビタミンCの摂取量は成人で1日100㎎です。
しかし、ストレスが多い方、タバコを吸う方、美肌を気にされる方、風邪を予防したい方などは、1日1,000㎎程度摂ることが良いと言われています。
食品でビタミンCを1,000㎎摂るには
食品で1,000㎎のビタミンCを摂るための目安量は以下の通りです。
<食品でビタミンCを1,000㎎摂るには>※生で食べた場合のおよその可食部量です
・レモン 12個(1.0㎏)
・イチゴ 110個(1.6㎏)
・キウイフルーツ 19個(1.4㎏)
・ピーマン 29個(1.3㎏)
・キャベツ 3玉(2.4㎏)
・ブロッコリー🥦 2株(800g)
毎日こんなにたくさんの果物や野菜を摂るのは大変ですね。
そんな時は信頼のおけるサプリメントを活用するのもひとつの手です
サプリメントに使用される天然のビタミンCと合成のビタミンCの違いについては下記の記事をご覧ください。
(さ)
・http://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c03/16.html
・http://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/09.html
・メルクマニュアル(http://merckmanual.jp/mmpej/sec01/ch004/ch004k.html)
・栄養学と食事療法大辞典(ガイアブックス)
・見た目のアンチエイジング(文光堂)
・日本食品標準成分表2010
・簡単!栄養andカロリー計算HP(http://www.eiyoukeisan.com/calorie/gramphoto/index_gram.html)