栄養価の高い秋野菜(果物)~リンゴ~


秋に旬を迎える果物はたくさんありますが、その中でもリンゴは価格も手ごろで苦手な方が少なく、食事(デザートなど)に取り入れやすい果物のひとつですねbulb

今回はそんな「リンゴ」について簡単にご紹介しますリンゴ


●特徴
世界で古くから栽培されており、トルコでは紀元前6000年前頃のりんごが炭化した状態で発見されていますeyes

原産地は中央アジア地方などの寒冷地で、日本では明治時代に栽培が始まり、戦後から品種改良が盛んに行われるようになりました。

よく見かける品種のふじは日本で最も多く生産され、りんご生産量の半分以上を占めていますbulb
その他、つがるジョナゴールド王林紅玉など様々な種類がありますblush

含まれるビタミン・ミネラルは少なめですが、その中でも体内の過剰なナトリウムを排泄する効果のあるカリウムが比較的多く含まれています。
また、有機酸クエン酸リンゴ酸酒石酸)や食物繊維ペクチン)、ポリフェノールアントシアニンカテキン)などが含まれ、それぞれ疲労回復便通改善抗酸化作用などが期待できますキラキラ

●調理と組み合わせ
アントシアニンは皮に含まれているため、皮も一緒に食べることのできる調理法がお勧めです。
焼きリンゴにしたり、皮ごとすりおろしてシャーベットにすれば皮も捨てずに食べられます。
もちろん、そのまま生で皮ごと食べてもOKですグッド!

また、切ったリンゴの変色を防ぐためにレモン汁をかければビタミンCも補給できます。
抗酸化物質は体内で助け合いながら働くため、多くの種類を摂ることでより良い働きが期待できますbowtie

●選び方
皮にハリとツヤがあり、実がよくしまっているものを選びましょう。
赤みが尻の部分まで回っていたら完熟のサインですリンゴ

●保存方法
低温で湿度が高い状態にするのが長持ちのコツです。
ひとつずつラップに包むか、ポリ袋などに入れて冷蔵庫で保存するのがお勧めです冷蔵庫。

※リンゴは熟成を促すエチレンガスを発生させるため、他の果物を一緒のポリ袋に入れると傷ませてしまうことがあるので要注意です注意

スーパーで普通に購入するリンゴを皮まで食べる場合、皮の表面に農薬がついていることがありますショック!
スポンジを使ってしっかりと水洗いしたり、野菜や果物用の洗剤で洗うなどすると安心ですにこにこ

<豆知識>……………………………………………
「ふじ」と「サンふじ」の違いですが、袋をかけて栽培されるのが「ふじ」で、袋をかけずに日光を当てて栽培(無袋栽培)したふじが「サンふじ」です。
ふじ以外にも無袋栽培したものは「サン○○」という名前が付けられているそうです。
…………………………………………………………

欧米では昔から「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」と言われてきました。
今の時期、食後のデザートやおやつなどにリンゴはいかがですかはてなマーク

 

(さ)

 

<参考>
・国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構HP(https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/season/006523.html)
・春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養辞典 (吉田企世子:監修)
・からだにおいしい野菜の便利帳(板木利隆:監修)
・日本食品工業学会誌 Vol.14 (1967) No.5 P187-192
・日本食品科学工学会誌 Vol.46 (1999) No.10 P645-651
・日本食品標準成分表2010

食物と栄養素 関連記事もご覧ください

\この記事が気に入ったらフォロー/

Facebook

最新情報をお届けいたします

ヘルシーパスのFacebookはこちら>

関連サイト