前回のブログ「本当に今の野菜は栄養が少ないのか?」では、旬の野菜は昔と変わらず栄養価が高いことをご紹介しました
そこで今回は、今が旬の「ブロッコリー」について簡単にご紹介します
●特徴
地中海原産の野生のキャベツを改良したもので、イタリアで改良されてヨーロッパ中に広まったようです。
冬から春の初め(11~3月)が旬の時期です。
アブラナ科の緑黄色野菜であり、ベータカロテンやビタミンC、ビタミンB群、ビタミンEなど様々な栄養素が含まれおり、栄養価の高い野菜です
アブラナ科野菜は全般的に抗がん作用が強いものが多いと言われいますが、中でもブロッコリーの新芽(ブロッコリースプラウト)に含まれる「スルフォラファン」は抗がん作用が強いと注目され、スプラウト人気の火付け役となりました。
●調理と組み合わせ
ベータカロテンの吸収をよくするためには油脂と組み合わせた調理がお勧めです。
また、下茹でするとビタミンCが少なくなってしまうため、茹ですぎないように注意しましょう
花蕾(からい)の部分だけ食べる方も多いですが、茎の部分も食べることができます
茎も甘味があって美味しいため、皮をむいてから薄切りにして炒め物やきんぴら、少し大きめに切って煮物もお勧めです
●選び方
花蕾や葉の緑色が濃く、こんもりとつぼみが密集してかたくしまっているものが良いでしょう
また、茎につやがあり、傷や変色がなく、みずみずしいものであり、茎の切り口もみずみずしく「す(空洞)」が入っていないものがお勧めです。
●保存方法
日が経つにつれて花蕾が開いて栄養価も下がってしまうため、購入後はすぐに食べきりましょう
冷蔵庫で保存する場合は茎を下にします。
長期間保存したい場合は、かために茹でて冷凍保存するのがお勧めです
ブロッコリー美味しいですよね
我が家の4歳の息子はブロッコリーが苦手ですが、ゴマをたっぷり使ったゴマ和えにするとブロッコリーをモリモリ食べてくれます
ブロッコリーはサラダや炒めもの、煮物などで食べることが多いと思いますが、是非、ゴマ和えも試してみてください
(さ)
<参考>
・春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養辞典 (吉田企世子:監修)
・からだにおいしい野菜の便利帳
・独立行政法人 農畜産業振興機構のホームページ
・日本食品標準成分表2010