本日11月14日は、国連が指定している「世界糖尿病デー」であり、世界各地で糖尿病の予防、治療、療養を喚起するイベントが行われます。
そして、国際糖尿病連合(IDF)は”Unite for Diabetes”(糖尿病との闘いのため団結せよ)というキャッチフレーズと、国連や空を表す「ブルー」と、団結を表す「輪」を使用したシンボルマークを採用し、全世界での糖尿病抑制に向けたキャンペーンを推進しています。
糖尿病は今や世界の成人人口のおよそ5~6%となる、2億4600万人が抱える病気です。
一般的には、糖尿病は痛みなど特に大きな症状がないため死に至る病気との認識は薄いですが、実は、年間380万人以上が糖尿病による合併症などが原因で死亡しているそうです
380万という数字がどれほどかというと、「世界のどこかで10秒に1人が糖尿病に関連する病で命を奪われている」という計算となり、これはエイズによる死者に並ぶ数字だということです
糖尿病は、インスリンというホルモンの不足や作用低下によって、血糖値の上昇を抑える働き(耐糖能)が低下し、高血糖が慢性的に続く病気のことで、この高血糖が体に悪影響を与えて合併症を引き起こすのです
糖尿病の種類には1型と2型があり、1型はインスリン依存型とも呼ばれ、自己免疫疾患などが原因でインスリン分泌細胞が破壊されるもので、インスリンの自己注射が必要です。
一方、2型はインスリン非依存型と呼ばれ、遺伝的要因に過食や運動不足などの生活習慣が重なって発症します。
日本の糖尿病の95%以上を2型糖尿病が占めると言われていますが、日本のみならず世界でも2型糖尿病が問題視されています。
2型糖尿病は、生活習慣病です
今日からでも遅くありません。
「世界糖尿病デー」を機に、食生活、運動習慣、休養などの生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか
(さ)
<参考>
・世界糖尿病デー実行委員会のホームページ
・厚生労働省のホームページ