先日、ビタミンBの味についてお問い合わせがありました
「ビタミンB群は苦いです」
とお話をしたところ、
「ビタミンB群の中で一番苦いのはどれですか」
とさらにご質問をいただきました
実際、ビタミンB群それぞれの栄養素がどんな味をしているのか知らなかったため、ビタミンB群の原料を工場から取り寄せて味比べをしてみました
味をみたのは、左上からビタミンB1(ビタミンB1塩酸塩)、ビタミンB2、ナイアシン(ニコチン酸アミド)、パントテン酸(パントテン酸カルシウム)、ビタミンB6、ビオチン、葉酸、ビタミンB12の8種類のビタミンB群です
※全て合成原料
●結果
一番苦かったのは…
パントテン酸でした
ちなみに、ビタミンB1やビタミンB2、ナイアシンも苦味が強かったです
一番嫌いな味は…
ナイアシンでした
ナイアシンは苦いのですが、その苦味は口に入れて少しすると追いかけてくるように苦く、口に残るような感じがありました
また、香りも独特です
ナイアシンと近差で嫌いな味と言われてしまったのはビタミンB1です
ビタミンB1は苦いだけでなく、酸味があったり、香りが独特なので苦手な方が多いようです。
上記に出てこないビオチン、ビタミンB6、葉酸、ビタミンB12は、苦味はそれほどないのですが、ビタミンB6とB12は酸味があり、ビオチン、葉酸に関してはほとんど味を感じませんでした
ビタミンB群は全てが苦いわけではありませんが、パントテン酸やナイアシン、ビタミンB1、B2など強い苦みのある栄養素があるため、ビタミンB群としてまとめて摂ると総合的に苦く感じてしまうようです
栄養素の味を実際にみる機会はあまりないですが、味や匂いだけでなく、色も特徴があり面白いですね
(さ)
※この結果は、あくまでも一部のヘルシーパススタッフによる試験結果です。
また、ビタミンB群の原料の種類によっても味が異なりますのでご了承ください