6月に入って約1週間が経過しました
もう初夏ですね
先日いつもの八百屋さんに行くと、泥付きのラッキョウを発見しました
ラッキョウの甘酢漬けが大好きなので毎年のように漬けていますが、今年は梅酒と梅ジュースを漬ける予定で容器や置き場所に困っているため、ラッキョウを漬けようか漬けまいかとても悩んでいます
今回はそんなラッキョウについて簡単にご紹介します
●特徴
初夏になると出回るラッキョウは、ユリ科ネギ属の野菜で、ツンと花を挿す強い刺激臭が特徴です
匂いの正体は、タマネギやニンニクなどにも含まれる硫化アリルなのですが、その仲間のアリシンにはビタミンB1の吸収を助ける働きがあり、疲労回復や脳神経の健康に良いと言われています。
栄養素としては食物繊維を多く含むのが特徴で、ごぼうの3~4倍に相当する食物繊維を含み、そのほとんどが水溶性の食物繊維です
●調理と組み合わせ
ラッキョウに含まれる硫化アリルで効力がアップするビタミンB1を多く含む食材を組み合わせると、夏バテ予防に効果的です
ビタミンB1を多く含む食材には、豚肉やうなぎなどがあります。
また、硫化アリルの作用は細胞を破壊して酵素を空気に触れさせることで活性化するため、刻んだものをしゃぶしゃぶなどの薬味に添えるのがお勧めです
●選び方
色が白くて大粒で、根本にふっくらと厚みがあり、先端に向けてよく締まっているものを選びましょう
●保存方法
芽が伸びるのが早いので、調理や漬物に使う直前に購入するのがお勧めです。
薄皮をむいてひげ根を落とし、甘酢漬けや塩漬け、醤油漬け、はちみつ漬けなどにしておくとよいでしょう
甘酢や醤油で漬けたラッキョウをカレーライスに載せるのもいいですね
なんだか今晩はカレーが食べたくなってきました(笑)
(さ)
<参考>
・春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養辞典 (吉田企世子:監修)
・日本食品標準成分表2010