当社のビタミンCサプリメントには、100%天然由来のビタミンCを使用したものもあれば、デンプンから合成して作られたビタミンCを使用しているものもあります。
お問い合わせでは、「天然と合成では、どちらのビタミンCがお勧めですか?」といったご質問をよくいただくのですが、それぞれに良し悪しがありますので、今回は「天然と合成のビタミンCの違い」について簡単にまとめたいと思います💡
「天然」と「合成」の定義
サプリメントで使用する栄養素原料には天然と合成の2種類がありますが、この2つの分類には決まりがありません。
そこで、当社ではそれぞれ以下のように定義しています。
天然原料
野菜や果物、酵母など天然のもに含まれる栄養素をそのままの形で含む原料
合成原料
デンプン(ブドウ糖)⇒ビタミンCのように、ある物質から違う物質へ分子構造を変化させて製造された原料
※合成=石油系ではありません!
※デンプンはブドウ糖がいくつもつながってできたものです。
2つを比べてみると、少し似ていますね。
ブドウ糖からビタミンCが作られるなんて、科学の進歩はすごい!
天然ビタミンCの利点と欠点
利点
・天然由来なので、ビタミンC以外にも他の有効成分が入っているため、同量のビタミンCであれば合成よりも天然の方が働きが良い
<欠点>
・他の成分も入っているためビタミンCの含有量は少ないので、ビタミンCを多く補給したい場合は飲む量が多くなってしまう
・合成品よりも価格が高い
合成ビタミンCの利点と欠点
利点
・合成品のほぼ100%がビタミンCなので含有量が多く、少ない量でたくさんのビタミンCを補給できる
・天然品よりも価格が安い
欠点
・一度にたくさんのビタミンCを摂取すると、ビタミンCによって胃腸が刺激され、胃の不快感や下痢などの症状が出てしまう方がいる
合成のビタミンC原料といっても、価格は1㎏数百円程度のものから数十万円するものまでピンキリです。
工場でビタミンCを合成する時には、ビタミンC以外の不純物質もできてしまいますが、安いものほどビタミンCではない不純な物質が多く入っている可能性が高く、高いものほど純度が高いため医薬品などでも使用されています。
(不純物質を除くのに、手間暇や技術が必要ですからね)
ちなみに、当社で使用している合成のビタミンCは医薬品で使用しているレベルのものですので、ご安心いただければと思います。
また、天然のビタミンCも合成のビタミンCも同じビタミンCです。
(ビタミンCの形が違うわけではありません)
そのため、「ヘルシーパスのビタミンCサプリメントでは、合成と天然のどちらがお勧めですか?」と聞かれた場合は、「やっぱり天然じゃなきゃ嫌!」「合成品は不安だわ」と天然品にこだわる方以外は、少ない量でたくさんのビタミンCが安く補給できる合成のビタミンCをお勧めしています。
(天然のビタミンCはビタミンCの含有量が少なくて、価格も高いですからね)
私を含めた社員のほとんどは、合成のビタミンCでビタミンCの補給をしています。
ビタミンCが不足すると起こる不調についてはこちらをご覧ください。
(さ)