現代の日本では、食費(外食を除く)に占める加工食品の割合は65%以上だそうです🥖🍞🍦
肉や魚の燻製や塩漬けなどは昔から食べられてきている加工食品ですが、現代の加工食品では「栄養価の低下」や昔は使用されていなかった「食品添加物」などが気になる方が多いのではないでしょうか?
そこで今回は、加工食品に利用される「食品添加物」についてまとめました
食品添加物とは
食品衛生法では、食品添加物は『食品の製造過程で、または食品の加工や保存の目的で食品に添加、混和などの方法によって使用するもの』と定義されています。
食品添加物の法律上の分類
法律上の分類では食品添加物は以下の4種類に分けられます↓↓↓
1.指定添加物
安全性と有効性を確認して、国が使用してよいとした食品添加物
2.既存添加物
長年使用されたきた天然添加物で、国が使用を認めている食品添加物
3.天然香料
植物、動物を起源とする香料
4.一般食品添加物
通常、食品として用いられるが、食品添加物的な使い方をする添加物
※2~4は、いわゆる天然添加物と言われています。
食品に使用される添加物の例
豆腐
豆腐の製造では、豆乳を固めるための「凝固剤」や泡立ちを抑える「消泡剤」などが使われます。
凝固剤
・塩化マグネシウム、粗製海水塩化マグネシウム(にがり)
・硫酸カルシウム
・グルコノデルタラクトン など
消泡剤
・シリコーン樹脂
・グリセリン脂肪酸エステル など
消泡剤は、豆腐の表面が泡の影響でボコボコしていたら見栄えが悪いので使用されます。
個人的には、シリコーンを食べるくらいなら見た目が悪い方が良い気がしますが、日本人は見た目優先の方が多いから仕方ないのかもしれないですね😢
練り製品(かまぼこ、ちくわ など)🍥
魚から作られる練り製品は、魚肉をすり身にして加工されます。
すり身は冷凍保存されることもあり、食感や保存性、味などを良くするために食品添加物が使用されます。
結着剤
・ピロリン酸ナトリウム
・ポリリン酸ナトリウム など
製造用剤
・ソルビトール(冷凍変性防止) など
調味料
・L-グルタミン酸ナトリウム など
保存料
・ソルビン酸 など
安価で保存性が良く、美味しいものを作ろうとすると添加物が多くなってしまいます。少し高くても保存料や化学調味料が使われていないものを口にしたいものです。
食肉加工食品(ハム、ソーセージ など)🥖
肉から作られるハムやソーセージは、肉の美味しそうな色を保ち、腐らないようにすることなどを目的として食品添加物が使用されます。
発色剤
・亜硝酸ナトリウム
・硝酸カリウム など
調味料
・L-グルタミン酸ナトリウム
・5’-イノシン酸二ナトリウム など
結着剤
・ポリリン酸ナトリウム
・ピロリン酸ナトリウム など
保存料>
・ソルビン酸 など
発色剤で使用される亜硝酸塩は発がん性が危惧されています☠
お肉を加工するとどうしても製品の色が悪くなってしまいますが、色が悪いと売れないみたいなので仕方のないことなんでしょうか?
まとめ
日本で使用されている食品添加物は、安全性が確認され、国が認めているものです🇯🇵
しかし、その安全性は単一の成分を動物に与えて検査されています🐭
動物とヒトでは体のつくりや働きが異なるため、安全性は考慮されていますが、ヒトでの試験は行っていません。(怖くてヒトでは行えないと思いますけど…)
また、複数種類の添加物を摂るとどうなるのか?とういことも調べられていません💦いくら安全な添加物だと言っても、体内に入れる量や種類は少なくしたいですね。
(さ)
食品安全委員会のホームページ