人の名前が思い出せなかったり、本を読んでも内容が全然頭に入ってこなかったり、昨日の夕食が思い出せなかったり…etc
「正月ボケかも?」と思える症状はありませんか?
私は正月明けに関わらず、こういった症状が気になることがあります(^_^;)
「ボケ=認知症」ではないのですが、勘違いされている方もいるかもしれませんので、今回は認知症について簡単にまとめたいと思います。
認知症とは
脳は、私たちのあらゆる活動をコントロールしている司令塔です。
そのため、脳がうまく働かなければ、精神活動も身体活動もスムーズにいかなくなってしまいます。
認知症とは、色々な原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったために様々な障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態(およそ6ヵ月以上継続)を指します。
日本人の85歳以上の高齢者では4人に1人が認知症とも言われており、いずれは家族や自分がかかるかもしれない人ごとではない病気です。
認知症の種類
(健康な脳)
変性疾患
アルツハイマー型認知症
認知症の60%ほどがアルツハイマー型といわれ、脳神経細胞が広範囲に死滅し、全体が萎縮して起こります。
認知症の進行はゆるいので、症状に気づいたときにはかなり悪化している可能性があります。
レビー小体型認知症
脳の萎縮はアルツハイマー病とよく似ており、アルツハイマー病のような認知障害とパーキンソン病のような運動障害の両方が現れることから、寝たきりになる可能性が高いために大きな問題となってきています。
日本には約60万人(日本人の約220人に1人の割合)の患者さんがいるともいわれています。
前頭・側頭型認知症
脳の前の部分(前頭葉)と横の部分(側頭葉)が、徐々に萎縮していき、様々な症状が引き起こされる状態のことです。
もの忘れよりも、性格変化やコミュニケーション障害・行動異常といった、社会生活上の支障が目立つのが特徴です。
はじめのうちから人格や行動に問題がでてくることや、一般にあまり知られていないことなどから、しばしば精神疾患や他の認知症と間違って診断されることがあるようです。
(変性疾患)
脳の細胞がびまん性に死んで脳が萎縮する
脳血管性認知症
認知症の20%ほどが脳血管性認知症といわれ、脳梗塞や脳溢血など脳血管の損傷によって脳細胞の一部に血液が不足するために起こります。手足や視力などの神経障害が伴う場合が多くあり、損傷を起こした部分の機能を失いますが、そのほかの脳機能は影響はありません。
物忘れがある一方で判断力があるなど、症状に違いがあります。
(脳血管性認知症)
血管が詰まって一部の細胞が死んでしまう
まとめ
ひとことで「認知症」といっても原因は1つではなく、どのように起きるかで上記の様に種類が異なります。
また、認知症の症状は人によって大きく異なるため、次回は認知症の症状についまとめたいと思います。
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