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【ストイックなプロ意識】×【ハーブとスパイスの使い手】が織り成す食事管理術とは?(レノファ山口 山瀬 功治 選手・奥様 山瀬 理恵子 様インタビュー)

2024年山瀬功治選手と奥様理恵子様のインタビュー

2024年にプロ25年目という大きな節目を迎えた山瀬 功治 選手。

昨年のインタビュー「40代を超えて現役を続けられるコンディションを維持できている事が何よりの変化」に続き、今年もインタビューの機会をいただきました。

今回は、料理研究家としてもご活躍中の奥様・山瀬 理恵子様にもご登場いただき、それぞれの視点から「山瀬選手の食事や栄養」について熱い思いを語っていただきました。

山瀬選手が見えないところでどういった努力をされているのか?
理恵子様がハーブやスパイスをどのように栄養管理に役立てているのか?
お互いのことをどう思っているのか?
など、詳しく教えていただきました。

それでは、インタビューをお楽しみください。

山瀬 功治 選手へのインタビュー

山瀬選手は、奥様の理恵子様やひめのともみクリニックのスポーツ栄養プログラムのサポートもあり、ハイレベルな栄養管理をされていらっしゃることと思います。
そんな山瀬選手から見て「この選手の食事や栄養の管理はすごい!」と思われた選手はいらっしゃいますか?

それぞれの選手が自宅などでどのような食事・栄養管理をしているのか見た事がないため何とも言えませんが、相当こだわっているのだろうなと感じたのは、元日本代表の中澤佑二さんと、現コンサドーレ札幌の菅野孝憲選手です。

二人に共通して言えるのは“徹底したストイックさ”。
コンディショニングにおいて無駄なものは一切口にしない、高いパフォーマンスを維持するため、トレーニングやボディケアにも人一倍気をつかっている。

僕もある程度こだわりを持って食事管理等行っていますが、彼らに比べるとまだまだ甘さが目立ちます。
共にプレーしてきた選手の中でも、まさに“ストイック”という言葉がぴったりな二人ではないでしょうか。

ご自宅でのお食事は山瀬選手のオーダーにそって奥様が作られるとのことですが、印象に残っているお食事はありますか?

妻の作ってくれる食事には、ハーブやハーブティー、スパイスなどがよく使われています。
料理にハーブやスパイスを使うというのは割とポピュラーではありますが、僕自身、その認識は料理の味付け、アクセントといったものでした。

しかし、それらを使う意味、ハーブや香辛料がもつ効果効能の凄さについて妻が説明してくれ、驚いた事がとても印象的でした。

栄養というと、どうしても肉、魚、野菜といった、目に見える食材が注目されがちですが、ハーブやスパイスといったあまり目立たない食材も栄養管理に欠かせない事を知った今では、それらが使われていない料理に多少物足りなさを感じてしまう程、意識が変化したと思います。

山瀬選手の勝負飯はありますか?

特に決まった勝負飯(メニュー)はありません。
妻が試合に向けてコンディションを整え、最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、その時々の旬の食材などを使って必要な栄養素を効率良く摂取できる料理を作ってくれるので、献立は彼女を信頼してお任せしています。

2024年山瀬功治選手と奥様理恵子様のインタビュー(アス飯)

なので、あえて言うのであれば「アス飯®」自体が勝負飯という事になるのではないでしょうか。

※アス飯®:奥様の理恵子様が考案する、バランスよく栄養素をとれる「明日のためのアスリート飯」

奥様の理恵子様へのインタビュー

「アロマ」や「ハーブ」をスポーツ栄養に取り入れることは前例がほとんどなく、ご苦労も多かったと思います。障壁になったことや大変だったことを教えてください。また、それをどのように乗り越えたのかも教えてください。

アロマテラピー(精油)は、揮発性と抗菌・抗ウイルス作用を併せ持っています。嗅覚系を介して速やかに生理、心理作用をもたらし、外用では速やかに経皮吸収、全身循環に入ります。脳や細胞を通して身体だけでなく精神にも働きかけ、人間が本来持っている自然治癒力を高めることを目的とする植物化学成分療法です。

2006年に横浜みなとみらいニールズヤードレメディーズ校で本格的にアロマテラピーの化学や解剖生理学、薬理学を学び、アロマテラピーインストラクター資格を取得後、代官山プレミナセラピストスクールにて、スポーツアロマテラピーの第一人者、神崎 貴子 先生のご指導の下、アスリートケアに特化した施術技術を学び、スポーツアロマトレーナー資格を取得。更なる相乗効果を期待し、東京自由が丘グリーンフラスコにて、経口摂取できる植物療法(野菜、果物、ハーブ、スパイス)を、日本における植物療法の第一人者の林 真一郎 先生(現日本メディカルハーブ協会理事長及び東邦大学薬学部客員教授)の下で学び、ハーバルセラピスト資格を取得しました。

夫はこれでもかというくらい慎重派。チームドクターが処方する以外の薬は勿論のこと、栄養剤、漢方薬、頭髪剤や歯磨き粉、点眼薬、肌に直接塗布する化粧品や軟膏など、日常のありとあらゆるもの、何がドーピングに関与するかが解らないため、常時、神経を張り巡らせながら生活をしています。例え禁止されていないものだとしても、真新しいものに関しては、最初から「危ない」と疑ってかかる方が無難です。

これは精油(アロマテラピー)やハーブにも言えることで、一般的に市販されている精油の中には、ドーピングで禁止される成分はまず含まれていませんが、あまりメジャーではない精油の中にはドーピングコントロールで禁止される成分が含まれていることもあります。日本アンチドーピング機構のホームページで禁止成分を随時チェックすることが必須です。

オリンピックで使用されたこともある精油(バーチ、ウィンターグリーン)に関しても、個人の判断で使用せず、まずは所属チームに確認。実際の例として、2007年、2008年は、所属チームに申請してから使用出来るようになるまで、3ヶ月かかったこともあります。
バーチ、ウィンターグリーンの含有成分に、サリチル酸メチルがありますが、これはアスピリン擬似成分で、文献の中にはサリチル酸メチルはドーピングにかかる可能性があると記されているものもあります。強い鎮痛効果からそういった解釈がされたようですが、当時「日本アンチ・ドーピング機構」に問い合わせたところ、サリチル酸メチルはどの競技においても禁止薬物には指定されていないとのことでした。

また、アスリートが風邪の治療にと服用した漢方薬が原因となり、ドーピング検査で陽性反応が出たという事例の多くは、麻黄のエフェドリン、プソイドエフェドリンや細辛のヒゲナミンです。風邪の引き初めにと使われる葛根湯(かっこんとう)や麻黄湯(まおうとう)には麻黄が入っていますし、鼻かぜやアレルギー性鼻炎に用いる小青竜湯(しょうせいりゅうとう)には麻黄と細辛、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)には、それらに加えて附子も入っています。ヒゲナミンを含むものには、香辛料のクローブとして用いられる丁子や、のど飴でおなじみの南天実もあるので、日常生活でも最大限、気をつけなければなりません。

まだ横浜で暮らしていた頃(2008年)、東邦大学薬学部併設の薬草園に伺ったことがあります。アロマテラピー、ハーブ、東洋医学について、東邦大学薬学部の小池 一男 教授から貴重なお話を聴かせていただきました。この時、師匠である林 真一郎 先生も薬草園にいらっしゃり、ハーブとドーピングの関係について不安に思っていたことを全て、お尋ねさせていただきました。ご相談させていただいた結果、親身になってくださった林先生が、神戸薬科大学の自然療法とドーピングを研究している教授をご紹介くださり、後日、その先生に直接質問したり、お話が出来るようになったこともあります。

成分分析を徹底すること、使用したい植物についての深い理解と、所属チームへの確認、ドーピング禁止成分を随時チェックすることが常となり、今も昔も変わらず、非常に大変な作業になっています。

ご自宅でのお食事は山瀬選手からオーダーを受けて献立を考えるとのことですが、印象に残っているオーダーはありますか?

通常では「筋疲労がとれる食事」「ばてやすさを改善したい」「頭に靄がかったような感覚から抜け出したい」「腰が痛い」「胃腸の調子が良くない」「便秘が続く」「関節が痛い」「減量したい」等、不調やなりたい心身に対してピンポイントでオーダーが来るのですが、例えば「スーパーサイヤ人(ドラゴンボール)になれる食事」「点が取れる食事」「無限に動ける献立」など、抽象的ながら「結果」にこだわる食事のオーダーもとても多い夫。

2024年山瀬功治選手と奥様理恵子様のインタビュー(アス飯:山瀬選手食事)

その時の夫の状況、シチュエーションによって、毎回、献立もレシピも千差万別ですが、様々に学んで来た中でも「パワフル」と言われている食材の登場回数が多いです。

例えば、鹿肉などのジビエ、レバー、卵、納豆、枝豆、ブロッコリースプラウト、赤パプリカや青梗菜などのキサントフィル類の豊富な野菜、ゴーヤー、玉ねぎの皮の抽出、ルッコラなどのアブラナ科の野菜、大葉やネギ、茗荷(ミョウガ)などの薬味類、ローズマリー、バジル、パセリ、オレガノ、ダンディライオン、カモミールジャーマン、マテ、ハイビスカスローゼル、ローズヒップなどのハーブ類、シナモン、ターメリック、クミン、ヒハツや黒胡椒などのスパイス類、にんにく、生姜、梅干し、味噌、麹類、麻の実、黒すりごま、もずくなどの海藻類、黒酢、亜麻仁油、MCTオイル等、まだまだ多数、ありますが、これらを中心に、それぞれの栄養素の吸収率が上がるような繋ぎと調理法をその都度、選択しています。

サプリメントに対して、どんなところに有効性を感じていますか?
また、山瀬選手がサプリメントを摂取されることについて抵抗感はありましたか?

2020年にオーソモレキュラー医学実践医の姫野 友美 先生と出逢い、夫をサポートしていただきつつ、私自身もオーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート第4期生として講義を受講、資格を取得しています。

オーソモレキュラー栄養医学療法とは、栄養を至適濃度で摂取すること(ここがポイント)で、身体のホメオスタシス(恒常性維持機能)を向上させ、健康を維持する栄養療法です。これは従来の栄養療法とは異なります。欠乏症の治療や予防をするものではなく、加齢による変化を補うものでもありません。そもそも潜在性の欠乏状態があるから、生体の機能の低下、トラブルが生じている訳で、最適な健康のための必要量には、個人差が極めて大きいことを知りました。

オーソモレキュラー栄養医学療法とは、薬を使わず、適切な食事やサプリメントを使うことによって、細胞のひとつひとつを健康にし、治癒させる栄養療法です。

夫と同時に私自身も4年ほど前からオーソモレキュラー血液検査を受け、サプリメント補充に取り組んでいますが、栄養状態を最適な濃度にしていくことで、治癒力が高まり、不調などの症状を改善。良好な健康状態を維持出来ることを自らの身体を通して体感し、正直、この「結果」に対して非常に驚いています。

姫野 友美 先生が講義の中で「スポーツに励む子供たちの栄養サポートに入ったら、パフォーマンスアップしただけでなく、学力まで軒並み上がっていった」という症例報告をされていたことがありましたが、この栄養療法にはとてつもなく大きな可能性を感じます。もっと広がって欲しいです。たくさんの方の未来を変え、また救えるのではないかと思っています。

サプリメントを摂取することに関しては、夫が10代の頃からお世話になってきており、助けていただいたと感じています。特にヘルシーパスさんのようなアンチ・ドーピング認証の高品質なサプリメントに関しては、絶対的な安心と信頼を持って摂取させていただいております。

理恵子様より、ある日の献立のご紹介

2024年山瀬功治選手と奥様理恵子様のインタビュー(アス飯:ある日の献立)

オーダー「オフの日だから、今の僕の体の状況を考えて、丁寧に作られた、体に優しい美味しい料理」

この日は梅雨真っ只中、大雨。夫は今シーズン、殆ど試合に出られていない。悔しさもあるでしょう。よって、オフの日ということもあり、天候や時期、身体の状況も考慮した、心の疲れも拭い去るような夫の好きなものを揃えることにしました。

2024年山瀬功治選手と奥様理恵子様のインタビュー(アス飯:ある日の献立)

体内にある湿気を尿などでスムーズに体外へ排出するのを促してくれるモロッコインゲン豆を使いました。抗菌力があり、クエン酸が豊富な梅干しの果肉を纏わせジメジメ対策も。栄養の手軽な補充にピスタチオと胡桃を砕いてトッピングしています。

2024年山瀬功治選手と奥様理恵子様のインタビュー(アス飯:体内にある湿気を尿などでスムーズに体外へ排出するのを促してくれるモロッコインゲン豆)

ここのところ腰痛が続いている夫。手羽先、手羽元、にんにく、生姜、ネギ、セロリの葉を入れました。ここに八角、ターメリック、シナモン等のスパイスを入れ、玉ねぎの皮の粉末、コラーゲンの粉末、くこの実、小豆、ダンディライオン、グリーンルイボスなどのハーブ類を入れて煮込んだ薬膳スープを出しました。腎臓、膵臓、肝臓、胃腸をケアし、血流を促して、炎症を抑えることを目的としています。

2024年山瀬功治選手と奥様理恵子様のインタビュー(アス飯:手羽先、手羽元、にんにく、生姜、ネギ、セロリの葉を入れました。ここに八角、ターメリック、シナモン等のスパイスを入れ、玉ねぎの皮の粉末、コラーゲンの粉末、くこの実、小豆、ダンディライオン、グリーンルイボスなどのハーブ類を入れて煮込んだ薬膳スープ)

ご飯は3分付き玄米にスーパー大麦バーリーマックスをブレンド。酪酸菌を育てる発酵性食物繊維の摂取を目的としています。ここに緑茶の茶葉を包丁で刻んだものをブレンドし、栄養価を上げています。

2024年山瀬功治選手と奥様理恵子様のインタビュー(アス飯:ご飯は3分付き玄米にスーパー大麦バーリーマックスをブレンド)

ここ暫く腰に痛みがあります。血液の循環を良くして冷えを改善する目的の一品です。
ビタミンEの宝庫のかぼちゃで血行促進させ、酸素を隅々まで運ぶ鉄は煮干しが担います。煮干しには炎症を鎮めるオメガ3も豊富。ここに夏の救世主的存在のゴーヤーを加え、苦味を取らない代わりに、ゴーヤーのモモルディシンの吸着効果がある鰹節を加え、食べやすく、血糖値の急上昇を抑えて夏らしく仕上げました。調味料は味噌ベースです。

2024年山瀬功治選手と奥様理恵子様のインタビュー(アス飯:かぼちゃで血行促進させ、酸素を隅々まで運ぶ鉄は煮干しが担います。煮干しには炎症を鎮めるオメガ3も豊富。ここに夏の救世主的存在のゴーヤーを加え)

梅雨や暑さで非常に疲れていると先週から日々、訴えていたので、元気の源のビタミンB群、ヘム鉄、非ヘム鉄、マグネシウム、動物性たんぱく質が一気にとれるレバーとひじきのブルーベリー煮を作りました。にんにくのアリシンで疲労回復効果を持続させ、ブルーベリーのクエン酸とビタミンC、鉄のフライパンで調理することで鉄の吸収率を上げています。アントシアニンで抗酸化物質も取り入れた、口元爽やかに自家栽培のミントの葉と一緒にいただく夫の好物です。

2024年山瀬功治選手と奥様理恵子様のインタビュー(アス飯:レバーとひじきのブルーベリー煮)

夫の大好物の瀬付きあじのお腹に、にんにくとローズマリーを入れて塩焼き。アントシアニンの豊富な赤玉ねぎ、自家栽培のルッコラ、胃腸の調子を整えるフェンネル、膀胱のケアにクランベリーを入れて、さっぱりとした白ワインビネガーで仕上げました。

免疫調整力の王道のビタミンDやアブラナ科野菜の解毒系抗酸化物質のイソチオシアネートも摂取。ローズマリーの強力な抗酸化成分、ロスマノールやカルノソールを摂取したい場合は、水に溶けにくい成分のため葉ごといただくことが◎です。ディルも自家栽培しており、夫の大好物です。

2024年山瀬功治選手と奥様理恵子様のインタビュー(アス飯:瀬付きあじのお腹に、にんにくとローズマリーを入れて塩焼き)

腸内環境を調えるための一品ですが、これも夫の大好物。しめじ、切り干し大根、菊芋、人参が入っています。自家栽培の大葉のペリルアルデヒドで夏らしい香りを纏わせました。出汁は昆布と鰹節。夫はおばんざい系の食事が大好き。

2024年山瀬功治選手と奥様理恵子様のインタビュー(アス飯:しめじ、切り干し大根、菊芋、人参が入っています。自家栽培の大葉で夏らしい香りを纏わせました)

夏の不調を取り除いてくれる一品です。茄子、トマト、ピーマンなどのフィトケミカルが豊富な夏野菜はさっと炒めてそれぞれの吸収率を上げていきます。ピーマンは種、ワタごと摂取して、ピラジンを取り入れることで血流を改善。体の調子を整えてくれる薬味の茗荷(ミョウガ)をたっぷり使い、自家栽培のバジルの葉で栄養価を更にパワーアップ。全身に活力を与えるバジルとナンプラー、柑橘で仕上げる、食欲増進効果の高い、非常に美味な仕上がりです。

2024年山瀬功治選手と奥様理恵子様のインタビュー(アス飯:茄子、トマト、ピーマンなどのフィトケミカルが豊富な夏野菜はさっと炒めてそれぞれの吸収率を上げていきます。ピーマンは種、ワタごと摂取して、ピラジンを取り入れることで血流を改善)

栄養はしっかり摂取したいけれどここ最近は減量中でもある夫。カルニチン摂取目的でラム肉を用いました。亜鉛やヘム鉄、ビタミンB群も豊富。ズッキーニのスライスとレモンと合わせ、自家栽培のパセリで纏めた、代謝アップのためのサラダ仕立ての一品。

2024年山瀬功治選手と奥様理恵子様のインタビュー(アス飯:カルニチン摂取目的でラム肉を用いました。亜鉛やヘム鉄、ビタミンB群も豊富。ズッキーニのスライスとレモンと合わせ、自家栽培のパセリで纏めた、代謝アップのためのサラダ仕立て)

夏バテ予防を目的とした一皿。飲む点滴の米麹甘酒と豆乳を主役に、高野豆腐、さつま芋、小松菜、レノファ山口のサポーターの方から頂いた白とうもろこしを入れて優しく仕上げています。大豆イソフラボンや植物性たんぱく質の補給をメインに赤血球に分布しやすいキサントフィル類の摂取も意識しています。

2024年山瀬功治選手と奥様理恵子様のインタビュー(アス飯:飲む点滴の米麹甘酒と豆乳を主役に、高野豆腐、さつま芋、小松菜、レノファ山口のサポーターの方から頂いた白とうもろこし)

その他、納豆にはブロッコリースプラウトと卵を、夏の風物詩のスイカ、手作りのローズヒップとハイビスカスのドリンクで、クエン酸やビタミンC、フラボノイドの補給をし、フレッシュミントで口元をさっぱりさせました。

緩く目的意識を持ちながら、夫の大好物が揃ったオフの日の夕食からでした。

お互いの尊敬できるところをうかがいました

理恵子様が夫・山瀬選手の尊敬しているところ。

私に持っていないものを持ち合わせている人なので、全てを尊敬していますが、その中で5つ挙げるとするなら以下となります。

圧倒的な底力・再生能力・忍耐力・継続力・意識の高さ

25年の現役生活、ずっと側で見ていて「どうしてこの人はめげない、諦めないのだろう」と何万回も思っていました。普通であれば心が折れてしまうような出来事も、彼の場合、命以上に大事なサッカーのためなら、絶対に諦めない心を持っていて、プロ意識が異様に高く、周りがどうあろうと己に集中。物事を成し遂げる圧倒的な底力と再生能力があります。おそらく自分自身のコントロールが得意な人なのだと思います。

最終的に勝利する亀タイプ

超感覚派で、流れる風のようにサラサラと生きてきた私とは全く違い、誰も見ていないところでも自分に嘘をつかず、地道に努力し続け、目標達成に必要なことを細分化。じっくりと考え分析することにも長けています。先を見据えて行動出来る用意周到タイプで、派手さはなく、それどころかとても地味に見えますが、最終的には「ゴール」を持っていくような人です。器用なタイプでもありませんが、何事に対しても視線が真っ直ぐ、とても純粋な人なので、困ったことがあったとしても、いつも神様やご先祖様が味方してくれる人間性を持っているのだと思います。

整理整頓 丁寧に生きる、丁寧な所作

いつか本気で本を出してもらいたいくらいに、例えば、洗濯物のたたみ方や干し方、収納の仕方、クローゼットの中の美しさ、ノートやメモのとり方など、全てのものや動作が非常に丁寧。観察していると、所作から美しく、細やかで綺麗、適当さがありません。この一瞬、一瞬の丁寧さが積み重なって、これが人生を創っているのだろうなと感じさせる人です。

好きなものへのこだわり 徹底さ

サッカー、漫画、歌と、自分が好きなものへのこだわりがとんでもなく強い。集中力がずば抜けている。自分のことを自分で責任を持って好きでいられる人です。

少年の向上心と修行僧の一体化

「上には上がいる」という概念がおそらく夫の中にはあって、常に1番になりたいという思いで、永遠に上を目指して努力し続けられるピュアな少年心に、修行僧のような行動力まで兼ね備えている類い稀な人だと思います。

山瀬選手が妻・理恵子様の尊敬しているところ。

人のために行動できるところ

アスリートという特性もあると思いますが、自分自身、小さい頃から“どうすればもっとサッカーが上手くなるか”“どうすればもっと成長できるか”など、自分を磨くといった自分自身に目を向ける、自分を中心として物事を考える意識が強かったです。

そのため、何か行動をする場合、どうしてもそれが“自分にとってどんなプラスになるのか”という考え方をしていました。
しかし、妻は何の見返りも求めず、惜しみなく人のために自分の持っているもの(知識、経験、時間、お金、物)を与えられる人で、行動に対する判断基準が僕とは違います。

もちろん、僕はその意識があったからこそプロサッカー選手になることができて、ここまで現役生活を続けられたと思いますが、それでも年齢を重ねるにつれて、妻の“自分を蔑ろにすることなく、常に誰かのために行動できる”ということの凄さをようやく理解できるようになり、今では妻の一番尊敬しているところであると共に、僕も一人の人間としてこうありたいと強く憧れている部分です(道のりはまだまだ遠いですが)。

コミュニケーション能力の高さ

ご近所さん、飲食店で会った他のお客さん、サポーターなど、そのコミュニケーション能力の高さから誰とでもすぐに良好な関係を築けるところが本当に凄いなと思います。

世の中は人と人との繋がりで成り立っています。
僕は人見知りもあって人間関係を築くまでに時間がかかるタイプです。
自分の代わりに妻が多くの人たちと素晴らしい関係性を築いてくれたからこそ、僕は多くの人の助けを受けながらここまで来ることができました。

だからこそ彼女のコミュニケーション能力に心から感謝すると共に、僕には真似できない部分としてとても尊敬しています。

鋭い感性と豊かな発想力

几帳面で頭が硬く何でも論理的に考えてしまう僕は、物事の判断や行動スピードが遅いだけでなく“物事はこうあるべき”という風に、大抵のことを世の中の常識の範囲内で考えてしまいがち。
しかし、感覚派の妻は物事を直感で判断するため何事もスピーディーですし、豊かな感性からくる発想は枠に捉われずにとても斬新。

さらに凄いのは、その感覚がほぼ間違っていないということ。
直感は決して何も考えていない訳じゃなく、そこには無意識レベルでの判断基準があります。
ゆえにその直感が“間違っていない”“まわりに評価される”ということは、その価値観は的を射ているということ。
そんな無意識の判断基準(フィルター)を正しく積み上げ、そしてそれを最大限に活かした豊かな発想力、そういった自分には無い感性の鋭さを凄いと感じます。

人の心に響く文章を書ける

あくまで個人的な感想ですが、元小学校の先生ということもあってか文章(特に人の心に響く文章)を書くのが上手い。

僕は喋るのは得意ですが文章を書くのは苦手です。
内容的にも物事の説明は上手くできますが、人の心に響く話ができる自信はありません。

人に響く言葉を発信できるというのは、相手のことを本当に思いやる気持ちがあるから。
そういった相手のことを思いやれる心とそれらの言語化という、僕には足りていない部分を尊敬しています。

寝付きが究極に良い

これは尊敬するというより心から羨ましいと思う部分です。
妻は本当に寝付きが良く、布団に入れば一瞬で眠りにつきます。
僕は子供の頃から寝付きが悪く、今でも眠りにつくのに苦労しているので、一瞬で眠る妻を隣で見ては心の底から羨ましいといつも感じています。

2024年山瀬功治選手と奥様理恵子様のインタビュー(山瀬理恵子様へのインタビュー)

山瀬選手にとって「食事や栄養」以外でも、理恵子様の存在が選手生活に大きな影響を与えていることが分かる素敵な記事となりました。

山瀬功治選手、山瀬理恵子様、インタビューにご協力いただき、ありがとうございました。

また、貴重な機会をいただいた、ひめのともみクリニック様にも感謝申し上げます。

山瀬 功治 選手プロフィール

1981年9月22日北海道札幌市生まれ。
北海高校卒業後、コンサドーレ札幌(現・北海道コンサドーレ札幌)に加入。
2001年:Jリーグ新人王(現・ベストヤングプレーヤー賞)を受賞。
2003年:浦和レッズへ移籍。
横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、京都サンガF.C.、アビスパ福岡、愛媛FCに所属。
2022年1月:レノファ山口FCへ加入。

日本代表として国際Aマッチ13試合出場5得点。
Jリーグ通算635試合出場95得点。(2023年4月12日現在)
デビュー年からJリーグ24年連続ゴール記録中。

論理的かつ前向きに物事に臨み挑戦する、山瀬選手の著書「ゴールへの道は自分自身で切り拓くものだ」もオススメです。

ゴールへの道は自分自身で切り拓くものだ
山瀬 功治 (著)
ワニブックス

山瀬 理恵子 様プロフィール

アスリート向けの料理を中心とした料理研究家。
元小学校教諭。故郷・北海道十勝郡浦幌町出身のうらほろアンバサダー。
専門分野は植物化学成分療法・分子整合栄養医学・スポーツ栄養食及びアスリート食。

初等教育教員免許(小学校教諭免許状・幼稚園教諭免許状/ 北海道女子大学・短期大学部初等教育学科体育コース卒業)
一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONE第4期(分子整合栄養医学・オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート/山瀬功治個人スポーンサー契約 オフィスひめの 医学博士 姫野友美Dr.)
日本食育インストラクター協会認定「食育インストラクター」(東京江上料理学院卒業)日本フードコーディネーター協会認定「フードコーディネーター」(東京江上料理学院卒業)
日本アロマ環境協会認定「アロマテラピーインストラクター」(ニールズヤードレメディーズ横浜みなとみらい校卒業)
日本スポーツアロマトレーナー協会認定「スポーツアロマトレーナー」(プレミナセラピストスクール東京代官山校卒業)
日本メディカルハーブ協会認定「ハーバルセラピスト」(株式会社グリーンフラスコ東京自由が丘校卒業)
日本アスリートフードマイスター公認「アスリートフードマイスター3級」(大阪梅田校卒業)日本プロカウンセリング協会認定「心理カウンセラー2級」(東京本部校卒業)
日本総合プロフェッショナルケア協会「薬膳スパイスアドバイザー」(福岡博多校卒業)
熱中症対策アドバイザー(熱中症予防声かけプロジェクト 後援:環境省)日本野菜ソムリエ協会認定「野菜ソムリエ」(東京渋谷校卒業)
「ムーンセラピストLevel I,II,III,IV」(東京荻窪校卒業)
長島司の「森の香り・里の香りコンシェルジュ」(株式会社一十八日 オンラインzoom校卒業)

所属協会:日本メディカルハーブ協会、日本アロマ環境協会、日本ホリスティック医学協会、日本スポーツアロマトレーナー協会等多数。

アス飯レシピ―アスリートの体をつくる、おうちごはん
山瀬 理恵子 (著)
京都新聞社

「ひめのともみクリニック」スポーツ栄養プログラム

栄養のスペシャリストである、ひめのともみクリニック院長の姫野 友美 先生が監修する、一人ひとりに合わせたオーダーメイドのスポーツ栄養プログラム。
ひめのともみクリニックのスポーツ栄養プログラム >

ひめのともみクリニック院長姫野友美先生
ひめのともみクリニック ひめのともみクリニック
http://www.himeno-clinic.com/
〒141-0032
東京都品川区大崎4-1-2 ウィン第2五反田ビル 4階
TEL: 03-5436-7351
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株式会社ヘルシーパス カスタマーサービス部
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